こんにちは。yasuです。
今回は、PlayStationで遊べる隠れた名作アドベンチャー『アルナムの牙~獣族十二神徒伝説~』をご紹介します。
PCエンジン時代から根強い人気を誇る本作。十二支をモチーフにした獣人たちが生きる独特の世界観と、そこで繰り広げられる重厚な人間ドラマは、今の時代に遊んでも色褪せない輝きを放っています。「心揺さぶられるストーリーを楽しみたい」という方には、自信を持っておすすめできる一本です。
ゲームのボリューム:密度が濃く、満足度が高い
クリアまでのプレイ時間は約10時間程度ですが、体感的な満足度は数字以上です。本作はPCエンジンからプレイステーション(PS)へ移植される際、RPGからアドベンチャーへとジャンルも変更されました。一部、ダンジョンを進むエリアはあり、戦闘もありますが、RPGでありがちな敵が強くて進めない、レベル上げが苦痛だという方にはおすすめです。ただダンジョンを歩かされるような時間は少なく、濃密なイベントや会話劇が絶え間なく続くため、非常に「中身の詰まった」体験ができます。
まるで長編のアニメーション作品や大河ドラマを見ているような感覚で進行するため、週末や連休を使ってじっくりと物語の世界に没頭したいプレイヤーには、まさに最適なボリューム感と言えるでしょう。
ゲーム内容:感情で紡ぐ十二支の伝説
本作の舞台は、十二支をモチーフにした「獣族」たちが暮らす和風ファンタジー世界「アルナム」。最大の特徴は、ジャンルがアドベンチャーになったものの、完全排除されなかったRPG要素です。
ただ物語を読んでいるだけでは没入感は少ないと思いますが、ケンブたち獣族と一緒に物語を進めている感が味わえます。そうすることで、血の通った会話劇が楽しめます。戦闘は基本的にAIオートバトルなのでゲームオーバーとなる心配はありません。世界観設定が非常に緻密に作り込まれており、知れば知るほどその深みにハマっていく構成になっています。
感想:ケンブ達の熱いドラマと声優陣の熱演
プレイして何より心を動かされたのは、主人公ケンブと仲間たちが織り成すドラマチックなストーリーです。単なる勧善懲悪ではなく、十二神徒それぞれの複雑な人間模様や、時に切なく描かれる恋愛模様には思わず胸が熱くなりました。
そして、その物語を最高潮に盛り上げるのが豪華声優陣の演技です。キャラクターたちの魂の叫びとも言える熱演が素晴らしく、物語への没入感を極限まで高めています。種族の壁や宿命に立ち向かう彼らの姿は涙なしには見られず、素晴らしい群像劇を見せてもらいました。
総評:物語とキャラを愛する人へ贈る傑作
『アルナムの牙』は、システム以上に「物語」と「キャラクター」を深く愛する人に贈りたい作品です。古き良き時代の熱量を持ったシナリオと、個性豊かな獣人たちの生き様は、クリア後も長く心に余韻を残します。
PS版はプレイ環境も快適で、今こそ遊ぶ価値のある一本。ドラマチックな和風ファンタジーの世界に浸りたいなら、ぜひ手に取ってみてください。
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