こんにちは、yasuです。
「SFCで遊べる隠れた名作RPGを知りたい」「普通のコマンドバトルには少し飽きてしまった」
そんなレトロゲームファンの方におすすめしたいのが、1992年にハル研究所から発売された『カードマスター リムサリアの封印』です。
本作は、緊張感ある3Dダンジョン探索と、カードバトルが見事に融合した異色のタイトル。この記事では、実際にプレイして感じたゲームのボリューム感や、今遊んでも色褪せないその魅力について、ネタバレを控えめに徹底レビューします。
ゲームのボリューム:短めではあるものの飽きがこないボリューム
クリアまでのプレイ時間は概ね10時間程度ですが、体感ボリュームはそれ以上に充実しています。広大で入り組んだ3Dダンジョンの探索や、一戦一戦に属性を考慮したバトルの密度が非常に濃いためです。
サクサク進むというよりは、じっくり腰を据えて遊ぶ重厚な作りとなっています。また、やりこみ要素やエンディング分岐等はないものの、入れ替わりが激しい仲間との距離感を楽しんだり、武器収集、各キャラのレベル上げなど、プレイヤーによってはやり込める要素も存在します。
ゲーム内容:3Dダンジョン×カードバトルの融合
本作は、主観視点で進む「3DダンジョンRPG」に、本格的な「カードバトル」を融合させた意欲作です。プレイヤーは主人公となり、精霊をカードとして使役して戦います。
最大の特徴は、攻撃や防御だけでなく、使役する精霊を切り替えることで精霊の属性を変更し、敵との戦闘を有利に進めたりできるシステムです。各キャラはカードマスターの世界観と同様、カードとして表現されるため、まさにカードゲームをプレイしているよう。いかに有利な属性で戦闘を進められるかが鍵を握ります。また、SFC末期の作品ということもあり、美しいドット絵で描かれるキャラクターも大きな魅力です。
感想:BGMと演出に感動
カードマスターというタイトルからは、ゴリゴリのカードバトルが楽しめる内容かと思われるかもしれませんが、カードはあくまで世界観を示す一つの要素に過ぎず、基本的にはコマンドバトルとなります。もちろん、主人公は属性付きの攻撃カードであったり、精霊を使役することにより、カードを駆使して戦うことになりますが。相手との属性が嚙み合わないと以外と苦戦したり、かなりHPなどを消耗する結果となります。常に属性を意識しておくと戦闘が楽になるかもしれません。
最初はシステムの独特さに驚くかもしれませんが、慣れてくると時間を忘れて没頭してしまいます。また、ファンタジー世界観を彩るBGMやグラフィックも世界観とマッチしており、その雰囲気は当時の作品の中でもトップクラスだと感じました。難易度は場面場面で手応えがありますが、理不尽さはなく、知恵と工夫で強敵を突破できた時の達成感がたまらない、非常に完成度の高い作品でした。
総評:今遊んでも色褪せない隠れた傑作
「カードバトル」と「ダンジョン探索」を見事に融合させた、知る人ぞ知るSFCの傑作です。現代のカードゲームに通じる高い戦略性と、古き良きRPGの冒険感が同居しており、今遊んでも色褪せない面白さがあります。
じっくり頭を使うRPGが好きな方や、レトロゲームの埋もれた良作を探している方には間違いなくおすすめの一本です。ぜひ一度、この独特で奥深い世界観に触れてみてください。
実際のプレイ映像はこちら!
「文章だけだとバトルのイメージが湧きにくい」「実際のダンジョンの雰囲気を見てみたい」という方は、ぜひライブ配信もチェックしてみてください!
YouTubeチャンネル「YASU GAME LIFE CHANNEL」では、本作をはじめとしたレトロゲームなどの実況配信を行っています。リアクションや苦戦する様子も含めて、ゲームの楽しさを共有できれば嬉しいです。