
こんにちは、yasuです。
1990年にスーパーファミコンで発売され、その独特なゲームシステムと古代祐三氏による壮大な音楽で多くのファンを魅了した伝説のゲーム『アクトレイザー』。30年の時を経て復活したリマスターならぬリメイク作、『アクトレイザー・ルネサンス』を今回はレビューします。
「思い出補正を超えられるのか?」「新要素は蛇足ではないか?」そんなファンの不安と期待が入り混じる本作ですが、結論から言えば、「神としての威厳と苦悩をより深く味わえる良リメイク」でした。
ゲームのボリューム:クリアまで20時間を超える充実のボリューム
スーパーファミコン版の原作は、慣れていれば数時間、初見でも10時間以内でクリアできる比較的コンパクトな作品でした。しかし、今作『ルネサンス』はその倍近くのボリュームを誇ります。
基本となる6つの地域に加え、新たに追加されたエリア「アルカレオネ」の存在が非常に大きいです。単なるエリア追加に留まらず、各地域のシナリオが大幅に掘り下げられており、人間たちの群像劇がより丁寧に描かれています。
一見すると「サクッと遊べない」という見方もできますが、これは「長く遊べる作品へと正当進化した」と言い換えることができます。神として見守る対象への愛着が湧く十分な時間が確保されており、クリア後の達成感は原作以上のものになっています。

ゲーム内容:アクションとシミュレーションが融合した唯一無二の内容
本作の最大の特徴は、横スクロールの「アクションパート」と、街を発展させる「クリエイションパート(シミュレーション)」を交互に進めるゲームサイクルにあります。
今回のリメイクは、アクションパートとクリエイションパートの面白さはそのままにグラフィック、演出が大幅進化の作品となっています。アクションでは、新たな攻撃モーションや回避アクション、魔法のカスタマイズ性が追加され、現代的な操作感で爽快に敵をなぎ倒すことができます。
そして最も大きな変化が、クリエイションパートに追加されたRTS(リアルタイムストラテジー)要素である「魔軍の侵攻(タワーディフェンス)」です。街づくり中にリアルタイムで襲ってくる敵を、砦や奇跡を駆使して撃退する必要があります。「街づくりだけをまったり楽しみたい」という人には少々忙しく感じる要素かもしれません。しかし、これによって「ただ見守るだけの神」から「民と共に戦い、守り抜く神」という能動的な没入感が生まれており、ゲームプレイに心地よい緊張感を与えてくれています。

感想:懐かしさと新しさのバランスが生む絶妙なプレイ感
実際にプレイして鳥肌が立ったのは、やはり音楽です。古代祐三氏本人が全曲アレンジを手掛けており、原曲の重厚感を残しつつ、オーケストラと現代的なサウンドが見事に融合しています。オプションでSFC音源に切り替え可能な点も、往年のファンへの配慮が行き届いています。
グラフィックに関しては、キャラクターや背景に対して「少し独特で、好みが分かれる」と感じる瞬間もありました。最新のフォトリアルなゲームと比較すると、やや作り物めいた印象を受けるかもしれません。しかし、プレイを続けていくと、この質感が「90年代当時のパッケージイラストや想像していた世界観が、そのまま動き出した」かのような、不思議なノスタルジーを喚起させることに気づきます。高解像度でありながらレトロな温かみを残す、計算されたビジュアル表現だと感じました。
また、追加シナリオによって各地域の英雄たちのキャラクターが深掘りされたことで、ラストバトルの感情移入度が段違いです。単なるアクションゲームのリメイクに留まらず、物語体験としても一級品に仕上がっています。

総評:現代に蘇った「神」体験の決定版
『アクトレイザー・ルネサンス』は、原作をリスペクトしつつ、現代のゲームとしての遊びごたえをしっかりと詰め込んだ意欲作です。
追加されたタワーディフェンス要素や独特なグラフィックなど、変化に対する戸惑いはあるかもしれません。しかし、それらは全て「神として世界を再生する」という体験をより濃密にするためのスパイスとして機能しています。かつて神だった人も、これから神になる人も、ぜひこの進化した天地創造の旅を体験してみてください。
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Wrote this article この記事を書いた人
yasu
YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。