こんにちは、yasuです。
往年の名作アドベンチャーゲームが現代に蘇る『探偵 神宮寺三郎 アーリーコレクション』。その中でも一際異彩を放つ、シリーズ第2作目『横浜港連続殺人事件』をご存知でしょうか?
ファミコン時代から続くこのシリーズは、単なる謎解きゲームの枠を超え、まるで上質な小説を読んでいるかのような没入感を与えてくれます。今回は、今遊んでも全く色褪せることのない本作の魅力について、実際にプレイした感想を交えてレビューしていきます。大人向けの芳醇なミステリーを探している方は必見です。
プレイ時間とボリューム:忙しい大人に最適!濃密で無駄のないゲームボリューム
最近のゲームはクリアまで50時間、100時間とかかる大作も多いですが、本作は忙しい現代人にとって非常に遊びやすい、程よいボリューム感に仕上がっています。プレイ時間はじっくりと謎解きやテキストを味わっても、およそ3時間から5時間程度でエンディングに到達できるでしょう。
しかし、「短い=薄い」ではありません。無駄な引き伸ばしやお使い要素が一切なく、すべてのシーンが事件の真相へと繋がっているため、プレイ中の密度が非常に高いのです。週末の休日に一気にプレイするのも良し、平日の夜に少しずつ進めるのも良し。クリア後には「一本の良質な映画を観終わった」時のような、心地よい疲労感と満足感に包まれる、まさに大人のためのゲームボリュームだと言えます。

ゲーム内容:コマンド選択式で紐解く、正統派サスペンス
本作は、新宿歌舞伎町に事務所を構える私立探偵・神宮寺三郎となり、数々の謎に挑むコマンド選択式アドベンチャーゲームです。物語の発端は、日之出という青年の婚約者である「エバ」の失踪。彼女の行方を追って、神宮寺は異国情緒と危険な香りが漂う横浜へと向かいます。
プレイヤーは「きく」「しらべる」「いどう」などのコマンドを駆使して、横浜の街で情報を収集していきます。相棒である助手・御苑洋子や、旧知の仲である警部・熊野参造の協力を得ながら、徐々に事件の核心へと迫っていくプロセスは、これぞ探偵ゲームの醍醐味といった手応えがあります。アーリーコレクション版では、セーブ機能やUIも現代的に遊びやすく調整されているため、昔ながらの難易度で詰まるストレスも軽減されており、純粋にストーリー展開に集中できるのも嬉しいポイントです。

感想:アンダーグラウンドな空気感とハードボイルドな神宮寺に酔いしれる
実際にプレイして何より心を掴まれたのは、本作全体を貫く独特の雰囲気です。きらびやかな観光地としての横浜ではなく、密輸や組織犯罪が蠢く「アンダーグラウンドな世界観」が生々しく描かれており、そのダークな空気に一気に引き込まれました。今のゲームでは表現しにくい、昭和の刑事ドラマのようなヒリヒリとした緊張感が画面越しに伝わってきます。
そして、主人公・神宮寺三郎のキャラクター造形がとにかく素晴らしい。紫煙をくゆらせながら、どんな窮地でも冷静さを失わず、自身の美学を貫くその姿はまさに「ハードボイルド」そのもの。時折挟まれる彼の独白は詩的でありながら力強く、プレイヤーを神宮寺三郎という男の生き様そのものに同調させてくれます。単に犯人を捕まえるだけでなく、街の闇や人間の哀愁に向き合う彼の姿勢に、何度も胸が熱くなりました。

総評:ミステリー好きなら一度は触れておくべき名作
『探偵 神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件』は、古いゲームだからといって敬遠するにはあまりにも惜しい、時代を超えた名作です。グラフィックこそレトロですが、その行間から滲み出る大人の渋さや、二転三転する巧みなシナリオ構成は、現在の最新アドベンチャーゲームと比較しても全く見劣りしません。
特に、「謎解きそのもの」よりも「物語の雰囲気」や「キャラクターの生き様」を重視するプレイヤーにとっては、これ以上ない極上の体験になるはずです。アーリーコレクションに収録されていることで、比較的手軽に遊べるようになった今こそ、このハードボイルドな世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。間違いなく、心に残る一作になります。
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