Netflix『ライジングインパクト シーズン2』感想|原作再現とシーズン3への期待が高まる120点の傑作

Netflix『ライジングインパクト シーズン2』感想|原作再現とシーズン3への期待が高まる120点の傑作
この記事はだいたい 10 分前後で読めます。

こんにちは、yasuです。

今回は、2024年8月よりNetflixにて独占配信が開始された話題作、『ライジングインパクト シーズン2』について、その全貌を語り尽くしたいと思います。

鈴木央先生の連載デビュー作として知られる伝説のゴルフ漫画が、令和の時代にアニメーションとして蘇る。シーズン1の配信からわずか2ヶ月という短いスパンで届けられたこのシーズン2ですが、結論からお伝えします。

これは単なる懐古的な作品ではありません。原作ファンも、今回初めてガウェインたちの物語に触れた方も、等しく熱狂できる120点満点の傑作です。

ネット上では「昔の作品だから古臭いのでは」「ゴルフアニメは地味になりがち」といった声も少なからず見受けられます。しかし、そうした懸念をすべてプラスのエネルギーに変えてしまうほどのパワーが、この作品には秘められています。

シーズン1からさらに加速した物語、そして今後の展開への期待も含めて、僕の気持ちをそのまま文章に乗せてお届けします。

シーズン1を超える映像美と「ギフト」の圧倒的表現力

まず触れなければならないのは、アニメーションとしてのクオリティの高さです。

本作は3DCGを主体としたアニメーション制作が行われています。一般的に、手描きアニメーションを好む層からは「3DCG特有の硬さが苦手」「表情が乏しく見える」といったネガティブな意見が出ることがあります。確かに、静止画で見ると独特の質感に違和感を覚える瞬間がゼロとは言いません。

しかし、本作においてはこの3DCGという選択こそが最適解であったと断言できます。

ライジングインパクトの最大の魅力は、現実のゴルフを超越した必殺技、すなわち「ギフト」の描写にあります。ガウェインの「ライジングインパクト」や、ランスロットの「シャイニングロード」といった現実離れした弾道や光の演出は、手描きだけでは表現しきれないカメラワークと光の粒子によって、見る者の度肝を抜く迫力を生み出しています。

キャラクターの動きに関しても同様です。ゴルフというスポーツは、スイングのフォームや体重移動が非常に重要です。3DCGモデルを使用することで、骨格レベルで正しいスイング動作が再現されており、むしろ「硬さ」が「筋肉の緊張感」や「インパクトの重み」として機能しています。シーズン2ではキャメロット杯という大きな大会が舞台となるため、多彩なライバルたちが登場しますが、それぞれの個性的なフォームが崩れることなく描かれている点は、シーズン1に引き続き、クオリティ高く原作再現された作品である証拠です。

違和感を感じるどころか、気がつけばその没入感のある映像美に魅了されている自分に気づくはずです。

キャメロット杯で見せる群像劇としての深み

シーズン2のメインとなるのは、日本校とアメリカ校、そしてイギリス校が激突する「キャメロット杯」です。

原作をご存知の方であれば、ここから物語が一気に加速することをご存知でしょう。一方で、あまりにも多くのキャラクターが登場するため、「主人公であるガウェインの影が薄くなるのではないか」「視点が分散して物語に集中できないのではないか」という懸念を持つ方もいるかもしれません。

確かに、シーズン2ではトリスタンやパーシバルといった強力なライバルたちに多くの時間が割かれます。しかし、これこそが本作を「単なるスポ根」から「重厚な群像劇」へと昇華させている要因です。

視点が分散するということは、裏を返せばすべてのキャラクターに濃密なバックボーンがあるということです。

特にトリスタンの過去や、彼が抱える孤独についての描写は胸に迫るものがあります。ガウェインという太陽のような存在を中心に置きつつも、周囲のキャラクターたちが抱える闇や葛藤を丁寧に描くことで、ゴルフ対決の一つ一つに重みが増しています。ただボールを打つだけのアニメではありません。それぞれの人生を背負った一打が描かれているのです。

尺の都合上、原作の細かいギャグシーンや日常描写がカットされている部分はあります。これを「端折られた」と捉えることもできますが、私は「テンポ感が研ぎ澄まされた」と評価します。無駄を削ぎ落とし、試合の熱量とキャラクターの感情の動きにフォーカスした構成は、一気見を誘発する中毒性を持っています。

原作未回収の伏線を拾うシーズン3への期待

ここからが、僕が期待も込めて、最も熱く語りたいポイントです。

シーズン2を通して見たときに強く感じたのは、制作陣の原作に対する深いリスペクトと、完結のその先を見据えているような構成の妙です。ご存知の通り、原作漫画は連載当時、諸事情により物語のすべてを描ききることなく終了したように見えました。多くのファンにとって、それは長年の心残りとなっていたはずです。

しかし、今回のアニメ化における丁寧な伏線の張り方やキャラクターの掘り下げを見ていると、ある一つの期待が膨らみます。

それは、原作で回収されなかった物語がシーズン3として描かれるのではないかという可能性です。

もちろん、現時点でシーズン3の制作は未決定であり、公式からの発表もありません。ですが、シーズン2のラストの余韻や、原作後半に登場する重要キャラクターたちの扱いを見ていると、単に原作をなぞって終わるだけのアニメ化プロジェクトではないという気概を感じます。

もし、原作では駆け足にならざるを得なかった「あの展開」や「あのキャラクターのその後」が、アニメオリジナルの補完を含めて描かれるとしたらどうでしょうか。それはもはや、単なる映像化を超えた、ライジングインパクトという作品の真の完成を意味します。

シーズン2を見終えた段階で、僕はそう期待せざるを得ませんでした。原作ファンであればあるほど、この「まだ見ぬ続き」への渇望がかき立てられる構成になっています。

声優陣の熱演が吹き込む「魂」

キャラクターの魅力について語る上で、声優陣の演技を無視することはできません。

主人公ガウェインを演じる「久野美咲さん」の演技は、まさに「天真爛漫」そのものです。特徴的な福島弁(のような訛り)も、最初は耳慣れないかもしれませんが、物語が進むにつれてその純朴さがガウェインの純粋な心とリンクし、唯一無二の魅力へと変わります。

また、ライバルたちを演じるキャストも豪華絢爛です。シーズン2から本格参戦するキャラクターたちの声には、ベテランから若手実力派までが起用されており、画面の迫力に負けない「声の圧」を感じます。

一部では「子供向けのような演技」という指摘もあるようですが、それはこの作品が持つ「少年漫画の王道」を体現しているからに他なりません。昨今のリアル志向のアニメとは一線を画す、感情をストレートにぶつけ合う演技の応酬は、私たちに「熱血」という言葉の意味を思い出させてくれます。

特に試合中の掛け声や、ギフトを放つ瞬間の叫びは、聞いているだけでこちらの体温が上がるほどの熱量です。ぜひ、音響の良い環境で鑑賞することをお勧めします。

総評:これからの展開が約束された120点満点の出来栄え

長々と語ってきましたが、まとめに入ります。

『ライジングインパクト シーズン2』は、3DCGアニメへの偏見を覆す映像美、群像劇としての深み、そして原作の魂を継承しつつ新たな可能性を示唆する構成力、どれをとっても一級品です。

ネガティブな要素を探そうと思えば、「展開が早すぎる」「キャラが多すぎる」といった点は挙げられるかもしれません。しかし、それらはすべて「飽きさせないスピード感」「世界観の広がり」というポジティブな要素に変換され、視聴者の満足度を高めることに貢献しています。

原作を知っている人にとっては、記憶の中の感動が鮮やかに蘇るだけでなく、その先への希望を感じさせてくれる作品です。知らない人にとっては、ゴルフというスポーツの枠を超えた、能力バトル漫画としての興奮を味わえる最高のエンターテインメントとなるでしょう。

僕は自信を持って言います。このシーズン2は、とにかくライジングインパクトのこれからが期待できる120点満点の出来栄えです。

まだシーズン3の制作は未定ですが、このクオリティと熱量で制作が続けられるのであれば、私たちはきっと、原作漫画が到達できなかった「向こう側」を目撃することになるでしょう。その時が来るのを信じて、今はシーズン2を何度も見返したいと思います。

まだご覧になっていない方は、ぜひNetflixでこの衝撃(インパクト)を体験してください。

ライジングインパクトはNetflixで配信中!
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Wrote this article この記事を書いた人

yasu

yasu

YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

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