【TVer】『5→9』感想。不器用すぎる僧侶の恋に、目頭を熱くした理由【ネタバレあり】

【TVer】『5→9』感想。不器用すぎる僧侶の恋に、目頭を熱くした理由【ネタバレあり】
この記事はだいたい 10 分前後で読めます。

こんにちは、yasuです。

皆さんは、ふとした瞬間に「あ、無性にあのドラマが見たい」と思うことはありませんか。

僕は先日、TVerで開催されていた「フジドラwinter」のラインナップを眺めていたとき、ある作品に目が釘付けになりました。そのタイトルは、『5→9~私に恋したお坊さん~』です。

2015年の放送当時、世間で大きな話題になっていたことは知っていたのですが、実は僕はリアルタイムでは視聴しておらず、完全に未履修の状態でした。「お坊さんと英会話講師のラブコメディ」という設定だけを聞くと、少し突飛な印象を受けるかもしれません。

しかし、実際に視聴してみると、そこには単なるコメディでは片付けられない、普遍的な愛の物語と、現代人が忘れかけている「真っ直ぐに人を想う気持ち」が描かれていました。

今回は、僕が遅れて出会い、そして思わず目頭が熱くなってしまったこの名作ドラマについて、その魅力を余すところなくレビューしていきます。

豪華キャストと衝撃の出会い「ご焼香の灰」が運命を変える

まず驚かされるのは、今振り返っても信じられないほどの豪華なキャスト陣です。

主人公の英会話講師・桜庭潤子を演じるのは、石原さとみさん。そして、彼女に恋をするイケメン僧侶・星川高嶺を演じるのが山下智久さんです。この二人が画面に並んでいるだけで、画の力が凄まじいことになっています。

物語の始まりは、非常にユニークです。海外ドラマのような生活に憧れ、ニューヨークで働くことを夢見ている潤子が、出席した法事の席で足が痺れてしまい、あろうことか読経中の僧侶・高嶺にご焼香の灰を思いっきりぶちまけてしまうのです。

普通なら「最悪の出会い」として記憶から消去したい出来事でしょう。しかし、高嶺にとってはこの瞬間こそが運命の始まりでした。灰まみれになりながらも、彼は潤子に一目惚れをしてしまうのです。

この「最悪の出会いから始まる恋」というのはラブコメの王道ですが、「灰を被る」というビジュアルのインパクトは、この作品ならではの発明だと言えるでしょう。

一方的な愛情表現は「迷惑」か「純愛」か?揺れ動く潤子の心情

高嶺のアプローチは、現代の感覚で見ると少し驚くほど強引です。

彼は潤子の実家にまで押しかけ、「あなたを私の妻にしてさしあげます」と宣言します。潤子の都合はお構いなしに、お寺の嫁としての修行を強要したり、彼女が勤める英会話スクールに入会してきたりと、その行動力は凄まじいものがあります。

当初、潤子はこの高嶺の行動を明確に「迷惑」だと感じています。彼女には海外で働くという明確なキャリアプランがあり、お寺に嫁ぐ気など毛頭ないからです。視聴者である僕も、最初の数話を見ている段階では「これは少しやりすぎではないか」と高嶺の行動にハラハラしました。

しかし、物語が進むにつれて、高嶺の行動の裏にある「嘘のない純粋な想い」が見えてきます。彼は不器用すぎて、自分の気持ちを正しい距離感で伝える方法を知らないだけなのです。

潤子が困っている時には必ず駆けつけ、彼女の夢を否定せず、次第に彼女の幸せを第一に考えるようになっていく。その変化を見ているうちに、僕たち視聴者も、そして潤子自身も、次第に彼にほだされていくのです。

特に、back numberが歌う主題歌『クリスマスソング』が流れるタイミングが毎回絶妙です。切ないイントロが流れるだけで、「ああ、この二人に幸せになってほしい」と願わずにはいられません。

当時の寺田心くんが可愛すぎる!三休役の魅力

このドラマを語る上で外せないのが、小坊主の三休(さんきゅう)を演じた寺田心くんの存在です。

現在はすっかり逞しい青年に成長された心くんですが、当時はまだあどけなさが残る幼少期。作務衣に身を包み、小さな手で雑巾がけをする姿は、画面に映るだけで癒やしを与えてくれます。

役柄としては、少しませたことを言ったり、二人の恋路を引っ掻き回したりする「小生意気な子供」という立ち位置なのですが、本人の愛らしさが強すぎて、何をしても「可愛いから許す」という気持ちにさせてくれます。

高嶺のことを慕う姿や、一生懸命お寺の仕事を手伝う姿は、ドラマのシリアスな展開の中で一服の清涼剤となっていました。彼の成長記録として見返してみるのも、このドラマの一つの楽しみ方かもしれません。

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Warning

ここから先は、物語の核心に触れるネタバレが含まれます。

まだドラマをご覧になっていない方は、ここで前のページに戻るか、視聴後に改めてお読みいただくことをおすすめします。

【ネタバレ】両想いになった瞬間の「ギャップ」が破壊力抜群

さて、ここからは物語の後半、二人の心が通じ合ってからの展開について触れていきます。

前半あれだけ堅物で、表情を崩さなかった高嶺ですが、潤子と心が通じ合った途端に見せる「デレ」の破壊力は凄まじいものがありました。

それまでの無表情から一変、潤子の喜ぶ顔が見たい一心で行動するようになります。経験したことのないことに不慣れな姿や、潤子の言葉一つ一つに一喜一憂する姿は、まさに「恋する少年」そのものです。

僧侶という禁欲的なイメージと、恋に浮かれる等身大の男性としての姿。このギャップこそが、山下智久さんが演じる高嶺の最大の魅力でしょう。前半の強引さに少し引いていた視聴者も、この甘い展開を見せられては、応援せずにはいられなかったはずです。

住む世界が違う二人…「お寺の嫁」という壁と苦しい決断

しかし、このドラマは単なるハッピーなラブコメでは終わりません。終盤にかけて、「住む世界の違い」という現実的な問題が二人に重くのしかかります。

高嶺の祖母であり、お寺の実権を握るひばり(加賀まりこさん)の存在が、大きな壁として立ちはだかります。彼女は潤子の仕事を認めず、「お寺の嫁として相応しくない」と徹底的に排除しようとします。

潤子も高嶺のために努力し、お寺の行儀作法を学び、仕事をセーブしてまで認められようと必死になります。しかし、その努力が逆に高嶺を苦しめることになってしまうのです。「自分のせいで潤子が夢を諦め、ボロボロになっていく」ことに耐えられなくなった高嶺は、ついに別れを決断します。

この終盤の展開は、見ていて本当に胸が苦しくなりました。お互いに愛し合っているのに、相手の幸せを願うからこそ離れなければならない。この葛藤は、多くの大人の視聴者の心に深く刺さることでしょう。

クリスマスの奇跡と、これ以上ないハッピーエンド

苦しい展開が続いたからこそ、最終回のカタルシスは素晴らしいものでした。

それぞれの道を歩もうとしていた二人ですが、周囲の人々の後押しもあり、クリスマスの夜に再び向き合うことになります。お寺の境内に飾られた巨大なクリスマスツリー。それは、僧侶である高嶺が、潤子のために用意した最高のプレゼントでした。

「あなたを私の妻にします」

第一話と同じセリフですが、そこに含まれる意味は全く違っていました。強要ではなく、愛と尊敬を込めたプロポーズ。雪が舞う中でのキスシーンは、ドラマ史に残る名シーンと言っても過言ではありません。

僧侶と英会話講師、住む世界が違う二人が、多くの困難を乗り越えて結ばれる。この王道のハッピーエンドは、見終わった後に最高に温かい気持ちをプレゼントしてくれました。

まとめ:不器用な恋をしたくなったら、このドラマを見るべき

『5→9~私に恋したお坊さん~』は、設定こそ突飛ですが、描かれているのは「相手を尊重し、変わっていくことの尊さ」でした。

自分の価値観だけを押し付けていた高嶺が、潤子の夢を応援するようになり、自分の夢しか見ていなかった潤子が、誰かと生きる幸せを知る。人は恋をすると、ここまで強くなれるのだと教えてくれます。

もし皆さまが、日々の生活に追われて恋愛から遠ざかっていたり、人間関係に疲れていたりするなら、ぜひこのドラマを見てみてください。

不器用すぎる僧侶の恋が、きっと皆さまの心に、温かい光を灯してくれるはずです。

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Wrote this article この記事を書いた人

yasu

yasu

YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

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