【感想】ドラマ『忍者に結婚は難しい』は現代版ロミジュリ!夫婦喧嘩のアクションとラストの感動を徹底レビュー

【感想】ドラマ『忍者に結婚は難しい』は現代版ロミジュリ!夫婦喧嘩のアクションとラストの感動を徹底レビュー
この記事はだいたい 11 分前後で読めます。

こんにちは、yasuです。

もしもあなたのパートナーが、実は敵対する組織のスパイだったらどうしますか。

結婚生活にはただでさえ「秘密」や「すれ違い」がつきものです。相手の些細な行動に不満を持ったり、言いたいことを飲み込んでしまったり。そんな夫婦の普遍的な悩みを、「忍者」という突飛な設定に落とし込み、極上のエンターテインメントに仕上げた作品があります。

それが、菜々緒さんと鈴木伸之さんがW主演を務めたドラマ『忍者に結婚は難しい』です。

今回は、この一見奇抜なタイトルに隠された、深くて熱い夫婦の絆の物語について、僕なりの視点でレビューを綴ります。アクションあり、笑いあり、そして最後にはホロリとくる。そんな現代版ロミオとジュリエットの物語を、まだ観ていない方へのガイドとして、そして既に観た方とは熱い感想を共有する場としてお届けします。

記事の後半には、物語の核心に触れるネタバレエリアも設けていますので、未視聴の方も安心して前半部分をご覧ください。

現代に生きる「伊賀」と「甲賀」の禁断の恋

本作の原作は、『ルパンの娘』シリーズなどで知られる人気作家・横関大先生の同名小説です。泥棒一家と警察一家の恋を描いた『ルパンの娘』同様、本作もまた「決して結ばれてはならない二人」という、いわばロミオとジュリエットのような設定がベースになっています。

舞台は現代の日本。郵便局員として働く草刈悟郎(鈴木伸之さん)と、薬剤師として働く草刈蛍(菜々緒さん)。二人はごく普通の夫婦として生活していますが、実は悟郎は「伊賀忍者」、蛍は「甲賀忍者」の末裔なのです。

歴史的にも因縁の深い伊賀と甲賀。現代においても彼らは水面下で暗躍し、敵対関係にあります。しかし、二人はお互いの正体を知らぬまま恋に落ち、結婚してしまったのです。

この設定の面白いところは、単なるファンタジーで終わらせず、「育った環境の違う二人が、どうやって家庭を築いていくか」という結婚生活のリアルな問題に変換している点です。

伝統を重んじ、男尊女卑的な古い体質が残る伊賀。一方で、個人の自由を尊重し、リベラルな気風の甲賀。この価値観の違いが、日常生活の些細な喧嘩(トイレの使い方や食事の好みなど)として描かれるのが非常にコミカルで、既婚者なら思わず「あるある」と頷いてしまうことでしょう。

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豪華すぎる「甲賀の山田」役のゲストたち

本作を語る上で外せないのが、毎話登場する「甲賀の山田」というキャラクターです。山田とは特定の個人名ではなく、甲賀忍者の諜報部員が指令を伝達する際に名乗るコードネームのようなものです。

蛍が働く薬局や、ふとした街角に現れ、暗号のようなやり取りで指令を置いていく「山田」。この役を演じるゲストが、驚くほど豪華だったことは視聴者の間でも大きな話題となりました。

例えば、第1話では同じ木曜劇場枠で放送された『知ってるワイフ』でヒロインを演じた広瀬アリスさんが登場し、ファンを歓喜させました。その後も、遠藤憲一さん板垣李光人さん片寄涼太さん斉藤由貴さんなど、主役級の俳優陣がほんの数分のシーンのために出演しています。

「今回は誰が山田なんだろう」というワクワク感は、連ドラならではの楽しみ方でした。シリアスな展開の中でも、山田が登場するシーンはどこかユーモラスで、物語の良いアクセントになっていたと感じます。

aikoさんの主題歌と、ますだみくさんのEDイラストが尊い

ドラマの魅力を底上げしていたのが、aikoさんが歌う主題歌『あかときリロード』と、エンディング映像です。

本編では、お互いに正体を隠し、時には冷戦状態になる悟郎と蛍ですが、エンディングでは雰囲気が一変します。人気イラストレーター・ますだみくさんによる、漫画風の柔らかなタッチのイラストが流れるのですが、そこに描かれているのは「二人が仲睦まじく過ごしていた頃の日常」なのです。

ソファで寄り添って映画を観たり、一緒に料理を作ったり。本編がどんなに殺伐とした展開で終わっても、エンディングでこのイラストとaikoさんの切なくも温かい歌声が流れると、「本当は二人は愛し合っているんだ」という事実に引き戻されます。

この演出があるおかげで、視聴者は二人の関係修復を信じて応援し続けることができたのではないでしょうか。ドラマ本編の緊張感を、エンディングで優しく解きほぐす。非常に巧みな構成だと感心しました。

Warning

ここから先は、物語の核心に触れるネタバレが含まれます。

まだドラマをご覧になっていない方は、ここで前のページに戻るか、視聴後に改めてお読みいただくことをおすすめします。

【ネタバレ】意外と早かった「正体バレ」と、そこからの展開

さて、ここからは物語の核心について触れていきます。

このドラマの構成で最も驚かされたのは、お互いの正体がバレるタイミングの早さです。多くの視聴者は「最終回直前まで正体を隠し通すのだろう」と予想していたのではないでしょうか。僕もその一人でした。

しかし、実際には物語の中盤で早々にお互いの素性が明らかになります。この展開の速さが、結果としてこのドラマを単なる「すれ違いコメディ」から、より深い「夫婦の絆の物語」へと進化させます。

お互いが「伊賀」と「甲賀」であると知った時、二人はどうするのか。殺し合うのか、それとも別れるのか。その葛藤が後半のメインテーマとなり、視聴者を画面に釘付けにしました。

圧巻だった第6話の「夫婦喧嘩」という名のアクション

正体がバレた直後の第6話。ここでの二人のやり取りは、ドラマ史に残る名シーンだったと僕は思います。

自宅のキッチンやリビングで繰り広げられる、伊賀と甲賀の本気のバトル。菜々緒さんの美しくしなやかな体術と、鈴木伸之さんの力強いアクションが激突します。

しかし、そこで交わされる会話は「任務」や「組織」のことではありません。「脱いだ靴下を裏返しのままにするな」「料理の味付けがどうこう」といった、積もりに積もった結婚生活への不満なのです。

手裏剣やクナイが飛び交う中で、日常の鬱憤を叫び合う二人。これは一見シュールですが、非常に本質的です。彼らは忍者としての技を競っているのではなく、初めて「本音」でぶつかり合っていたのです。

それまで正体を隠すために心のどこかで壁を作っていた二人が、物理的な攻撃とともに心の鎧も脱ぎ捨てる。この長尺のアクションシーンは、単なるバトルではなく、「夫婦喧嘩の究極形」として描かれており、その迫力と切なさに圧倒されました。

伊賀が変わる、そして二人の未来が変わる

物語の終盤、事件の真犯人が明らかになるとともに、伊賀という組織の在り方も問われることになります。

伝統を重んじるあまり、個人の幸せや真実を犠牲にしてきた伊賀。しかし、悟郎は蛍への愛を貫くことで、その古い体質に風穴を開けます。悟郎の行動は、間接的ではあるものの、頑なだった伊賀の長老たちや、家族の心をも動かしていったのではないかなと思います。

最終的に二人は一度離婚という形を選びますが、それは決してネガティブな別れではありませんでした。お互いの立場や背負っているものを整理し、その上で「一個人」として再び向き合うための必要なステップだったのです。

ラストシーン、二人が再び出会い、新しい関係性を築いていく予感を感じさせる描写は、非常に希望に満ちていました。

「良い方向に変わっていく伊賀」という描写は、時代の変化に合わせてアップデートされていくべき「結婚観」や「家族の在り方」そのものを象徴しているように感じます。古いしきたりに縛られるのではなく、今目の前にいるパートナーを大切にする。そんなシンプルで大切なメッセージが、心地よい余韻として残りました。

まとめ:『忍者に結婚は難しい』は最高のアクションラブコメディ

『忍者に結婚は難しい』は、忍者というフィルターを通すことで、現代の夫婦が抱える問題を浮き彫りにし、それを愛とアクションで解決していく痛快な作品でした。

菜々緒さんと鈴木伸之さんのビジュアルの強さはもちろんですが、脇を固める俳優陣の演技、脚本のテンポ、そして音楽と映像の演出。すべてが高水準でまとまっており、観終わった後に「結婚って、大変だけど悪くないな」と思わせてくれるポジティブなパワーがあります。

まだ視聴されていない方は、ぜひ配信などでチェックしてみてください。きっと、悟郎と蛍の不器用な愛おしさに、心を掴まれるはずです。

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Wrote this article この記事を書いた人

yasu

yasu

YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

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