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- 2025年11月26日
【LiS:BtSレビュー】クロエとレイチェルの絆を描く傑作青春アドベンチャー『ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム』
こんにちは、yasuです。 不朽の名作『ライフ イズ ……

こんにちは、yasuです。
毎日忙しく過ごしていると、腰を据えて新しいゲームを始めることに少しハードルを感じるかもしれません。しかし、今回ご紹介する作品は、そんな日常の疲れや躊躇いを吹き飛ばし、忘れかけていた熱い感情を呼び覚ましてくれるだけの圧倒的な魅力を持っています。
今回は、石田スイ先生が全面プロデュースを手掛けた『ジャックジャンヌ』について、その深い魅力をレビューしていきます。
本作の舞台は、男性だけで構成された劇団「玉阪座」。歌劇の名門校である「ユニヴェール歌劇学校」は「玉阪座」への登竜門でもありました。女性であることを隠して入学した主人公の立花希佐は、1年の最後に行われる最終公演で主演になること、そして性別を隠し通すことを条件に、過酷な学校生活を送ることになります。
乙女ゲームとしての側面も強い大人気作品ですが、根本にあるのは舞台にすべてを懸ける若者たちの熱い青春群像劇です。才能の壁や人間関係の軋轢といった重たい試練も描かれますが、それを乗り越えて仲間と共に一つの舞台を作り上げる達成感は、プレイヤーの心に深い感動をもたらしてくれます。
劇中では、石田スイ先生がキャラクターデザインのみならず、シナリオや楽曲の作詞まで担当されています。華やかさの裏に潜む泥臭さや葛藤といった、石田スイ先生ならではの独特な世界観が色濃く盛り込まれた豪華な作品となっており、読み進めるほどにその奥深さに引き込まれていくはずです。

ゲームは主に、日々のレッスンで主人公のパラメータを上げる育成シミュレーションパートと、定期的に行われる公演パートで構成されています。
本作はNintendo Switch版とスマートフォン版(iOS/Android)がリリースされていますが、プレイスタイルに合わせて最適な環境を選べるのが嬉しいポイントです。
Switch版の最大の特徴は、舞台の公演中にリズムゲームを楽しめる点です。アクション操作に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、難易度を細かく選択できるため、リズムゲームが苦手な人でも全く問題なくプレイ可能です。美しい楽曲と3Dモデルのダンスを堪能しながら、無理なく物語を進めることができます。
一方でスマートフォン版では、思い切ってリズムゲーム部分が割愛されています。操作が減ることをマイナスに感じる方もいるかもしれませんが、これは見方を変えれば、純粋に物語と舞台の演出へ120%集中して楽しめるという大きなメリットでもあります。通勤時間やちょっとした隙間時間を利用して、ノベルゲームのように世界観へ深く没入したい方には、スマートフォン版が非常に適しています。

本作をプレイしてまず驚かされるのは、その規格外のテキストボリュームです。共通ルートだけでも長編小説を何冊も読んだような重厚感があり、すべてのエンディングを楽しもうと思うと、かなりのプレイ時間を要します。
時間がかかることに腰が重くなるかもしれませんが、それは裏を返せば、それだけ長くこの素晴らしい世界に浸っていられるという至福の時間の約束でもあります。
主な攻略キャラクターの個別ルートはもちろんのこと、条件を満たすことで見られるノーマルエンドや、各サブキャラとのエンドも丁寧に作り込まれています。さらには、圧倒的な才能を持つライバル校の生徒、田中右宙為(たなか うつい)とのエンドまで用意されており、どのルートも見逃せない完成度を誇っています。この緻密な世界構築により、プレイ後の満足感は計り知れません。
主な攻略キャラクターは6人いますが、それぞれが非常に個性的です。なおかつ、彼らが内面に抱えている事情や過去は、想像以上に重たいものばかりです。
明るく前向きなストーリーが好きか、あるいは心の闇と向き合う重めなストーリーが好きか。プレイヤーの好みによって、全く好きな攻略キャラの存在も変わってくると思うほど、ルートごとに物語の毛色が大きく変化します。
重たいテーマに直面した際、心が沈んでしまう瞬間があるかもしれません。しかし、その深い闇があるからこそ、困難を乗り越えて舞台の上でスポットライトを浴びた時のカタルシスは格別なものになります。どのルートを選んでも、最後には必ず確かな希望と感動を与えてくれるのが本作の素晴らしいところです。
個人的に強く心を打たれたのは、世長創司郎(創ちゃん)と根地黒門のストーリーです。この二人のルートは、色々な意味で僕の心に深く刺さりました。
特に印象深かったのは、秋公演の「メアリージェーン」です。この公演における世長創司郎の成長は著しく、凡人としての苦悩から這い上がり、舞台の上でついに殻を破る姿には、思わず涙腺が緩みました。
また、天才脚本家である根地黒門をはじめ、攻略キャラのルートによっては、プレイしている自分もダークサイドに引き込まれそうになるほど重たい展開が待ち受けています。しかし、その痛みを伴うほどのめり込める圧倒的な引力こそが、本作が名作と呼ばれる所以だと確信しています。

『ジャックジャンヌ』は、乙女ゲームの枠を遥かに超え、表現することの苦しみと喜びを描き切った一つの芸術作品です。膨大なボリュームと重厚なシナリオは、プレイする前は少しハードルが高く感じるかもしれませんが、ひとたびユニヴェール歌劇学校の門を叩けば、彼らと共に過ごす時間はかけがえのない宝物になるはずです。
現在、嬉しいことに「ジャックジャンヌ2」こと続編制作プロジェクトも進行中とのことで、ドラマCDやノベルなどの各種展開も含め、これからの情報からも全く目が離せません。
まだプレイされていない方は、続編の足音が聞こえてくるこのタイミングこそが、絶好の始め時です。彼らの熱狂と青春の輝きを、ぜひご自身の手で体験してみてください。
YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。