【評価】バイオハザードHDリマスターは怖い?操作性は?不朽の名作を徹底レビュー

【評価】バイオハザードHDリマスターは怖い?操作性は?不朽の名作を徹底レビュー
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こんにちは、yasuです。

サバイバルホラーの原点にして頂点とも称される初代『バイオハザード』。そのリメイク版をさらに高精細化した『バイオハザード HDリマスター』は、シリーズ未経験の方にこそ触れていただきたい一作です。

「昔のゲームだから操作が難しそう」「怖すぎてクリアできるか不安」といった声も聞かれますが、本作は現代のプレイ環境に合わせて丁寧に最適化されています。むしろ、その不自由さこそが恐怖を演出するスパイスとなり、クリアした時の達成感を何倍にも高めてくれます。

今回は、色褪せない恐怖と面白さが詰まった本作の魅力を、実際のプレイ体験と詳細なデータをもとに徹底的にレビューします。

クリア時間とボリューム:濃密な恐怖体験と周回プレイの奥深さ

本作のプレイ時間は、初見プレイの場合で10時間から12時間程度が目安となります。近年のオープンワールドゲームなどと比較するとコンパクトに感じるかもしれませんが、無駄な移動や単調な作業が一切ない、極めて密度の高い時間が約束されています。

また、本作は一度クリアして終わりではありません。主人公であるクリスとジル、どちらを選ぶかによってストーリー展開や攻略の難易度が大きく変化します。

アイテム枠が8つあり、キーピックで簡単に鍵を開けられるジル編は、リソース管理に慣れていない初心者の方に最適です。一方で、アイテム枠が6つしかなく耐久力が高いクリス編は、よりシビアな判断が求められるため、サバイバルゲームの真髄を味わいたい方や2周目の挑戦におすすめです。

さらに、クリア後のやり込み要素も充実しています。特定の条件を満たすことで、以下のような高難易度モードや特典が解放されます。

モード・特典 解放条件 特徴
リアルサバイバル 難易度Normal以上でクリア アイテムボックスの中身が共有されず、計画的な配置が必要になります。
インビジブルエネミー リアルサバイバルをクリア等 全ての敵が透明になり、オートエイムも無効化される最高難易度モードです。
無限ロケットランチャー 3時間以内にクリア 圧倒的な火力で敵を蹴散らす爽快感が味わえます。

このように、ルート構築を極めれば3時間以内のクリアも可能となり、プレイすればするほど自身の成長を実感できる設計になっています。

Review biohazardhdremaster

ゲームシステム:不自由さが生み出す極上の緊張感

舞台となるのは、郊外の森に佇む不気味な洋館。プレイヤーは特殊部隊S.T.A.R.S.の一員として、館に巣食うゾンビや怪物からの生還を目指します。

本作最大の特徴は、限られた物資を管理するリソースマネジメントの楽しさにあります。弾薬や回復アイテムは有限であり、目の前の敵を倒すのか、それとも回避して物資を温存するのか、常に究極の選択を迫られます。この「悩み」こそがサバイバルホラーの醍醐味であり、枯渇しかけた弾薬を現地調達できた時の安堵感は、他のゲームでは味わえない快感です。

また、倒したゾンビが時間経過で凶暴な「クリムゾン・ヘッド」として蘇るシステムも、戦略性に深みを与えています。死体を焼却するためのアイテムも数に限りがあるため、どの敵を完全に処理し、どの敵を放置するかという判断が、後の生存率を大きく左右します。

操作面においては、従来のラジコン操作に加え、スティックを倒した方向に直感的に移動できるアレンジ操作が追加されました。これにより、過去作で操作に挫折した方でもスムーズにプレイ可能です。一方で、固定カメラ視点による「見えない恐怖」は健在です。これは単なる視界の制限ではなく、映画のような計算されたカメラワークとして機能しており、角を曲がる瞬間のドキドキ感を演出する重要な要素となっています。

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プレイ感想:美しく蘇った洋館がもたらす圧倒的な没入感

HDリマスター化によって最も進化したのは、その圧倒的な「空気感」です。洋館の古びた床板、揺らめく照明の陰影、窓の外で鳴り響く雷鳴などが鮮明に描かれ、ただ歩いているだけでも肌が粟立つような臨場感を味わえます。

特筆すべきは音響効果の素晴らしさです。静寂の中に響く自身の足音や、どこからともなく聞こえるゾンビの呻き声が、プレイヤーの不安を煽ります。視界情報が制限されているからこそ、聴覚からの情報に集中することになり、結果としてゲームの世界へと深く没入することになります。

謎解きのバランスも絶妙に調整されています。一見すると複雑に入り組んだ洋館ですが、鍵を入手して扉を開くたびにショートカットが繋がり、探索範囲が有機的に広がっていきます。攻略情報に頼らずとも、自身の観察力と推察力でギリギリ解ける難易度に設定されており、自力で突破口を見つけた時の爽快感は格別です。「行ったり来たり」させられることが、次第に「洋館の構造を支配していく」感覚へと変わっていくプロセスは、見事なレベルデザインと言えるでしょう。

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総評:ホラーゲームの教科書にして不朽の最高傑作

『バイオハザード HDリマスター』は、単なる過去の名作の復刻にとどまらず、現代の技術で磨き上げられたサバイバルホラーの理想形です。

美しいグラフィック、計算し尽くされたマップ構成、そして手に汗握るリソース管理。これらすべての要素が高い次元で融合しています。特に、プレイヤーの創意工夫が攻略に直結する自由度の高さは、近年の「レールの上を進むだけ」のゲームにはない達成感を与えてくれます。

「怖いけれど先が見たい」「難しいけれど攻略したい」。そんなゲーム本来の純粋な楽しさを体験したい方は、ぜひこの恐怖とカタルシスに満ちた洋館の扉を開けてみてください。

『バイオハザード HDリマスター』実況 完結!
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yasu

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YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

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