【評価・感想】『ベヨネッタ』はなぜ神ゲーか。美しき魔女が魅せる究極のクライマックス・アクション

【評価・感想】『ベヨネッタ』はなぜ神ゲーか。美しき魔女が魅せる究極のクライマックス・アクション
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こんにちは、yasuです。

アクションゲームの歴史において、これほどまでに美しく、そして過激なヒロインが存在したでしょうか。

プラチナゲームズが開発し、セガから発売された『ベヨネッタ』は、発売から時を経てもなお色褪せない輝きを放っています。単なる敵を倒すだけのゲームではなく、プレイヤー自身の操作がそのまま映像美へと直結する快感は、他では味わえない体験です。

今回は、世界中のゲーマーを熱狂させ、多くの人に愛されることとなったシリーズのはじまりの物語である初代『ベヨネッタ』について、その魅力を深く掘り下げてレビューしていきます。

記憶を失った魔女が織りなす、天使狩りのミステリー

物語の主人公は、魔女ベヨネッタ。彼女は自分自身の過去と名前以外の記憶を大半失っています。失われた記憶を取り戻すため、彼女はヨーロッパの辺境「ヴィグリッド」へと足を運びます。

そこには、光の勢力である「ルーメンの賢者」と、闇の勢力である「アンブラの魔女」の対立という壮大な背景が隠されていました。ベヨネッタの前に立ちはだかるのは、神々しくも不気味な造形をした天使たちです。彼女は両手両足に装備した4丁の拳銃を駆使し、襲い来る天使たちを狩り続けていきます。

旅の途中で出会うジャーナリストのルカや、ベヨネッタを執拗に付け狙う謎の女ジャンヌ、そして「マミー」と呼んで慕ってくる幼い少女セレッサ。彼女たちとの出会いが、ベヨネッタの閉ざされた記憶を少しずつ解き明かしていきます。なぜ彼女は眠りから目覚めたのか、そして「世界の目」とは一体何なのか。重厚な謎解きとハードボイルドな展開が絡み合うシナリオは、プレイヤーを画面の前から離してくれません。

Game bayonetta

濃密な体験が凝縮された、無駄のないゲームボリューム

本作のクリアにかかる時間は、初見プレイでおよそ10時間から15時間程度です。近年の広大なオープンワールドゲームと比較すると、数字上は短く感じるかもしれません。しかし、この時間は一切の水増しがない、極めて純度の高いアクション体験だけで構成されています。

ステージの端から端まで緊張感が途切れることはなく、常にクライマックスのような展開が続くため、体感としては数字以上の圧倒的な満足感を得ることができます。一度クリアしただけで終わりではありません。難易度を変えることで敵の配置や行動パターンが変化し、まったく別のゲームのような歯ごたえを楽しむことが可能です。

また、隠されたアイテムの収集や、特定の条件での戦闘を強いられる高難易度ミッション「アルフヘイム」など、やり込み要素も十分に用意されています。だらだらと長く遊ばせるのではなく、プレイヤーの貴重な時間を最高のアクション体験で満たすことに注力しており、社会人ゲーマーにとっても非常に相性の良い作品と言えるでしょう。

Game bayonetta

「ウィッチタイム」がもたらす、攻防一体の快感

本作最大の特徴であり、アクションゲームの常識を覆したシステムが「ウィッチタイム」です。敵の攻撃をギリギリで回避することで周囲の時間がスローモーションになり、その間に一方的な反撃を叩き込むことができます。このシステムにより、回避という防御行動が最大の攻撃チャンスへと転換されます。

また、コンボのフィニッシュでは巨大な魔人の手足を召喚する「ウィケッドウィーブ」が発動し、画面を埋め尽くすほどのド派手な攻撃で敵を粉砕します。さらに特筆すべきは、その演出の数々がとにかくオシャレであるという点です。銃弾の軌跡、飛び散る薔薇の花びら、ベヨネッタの挑発的な仕草、そのすべてが計算され尽くした美学に基づいています。

神谷英樹氏がかつて手掛けた名作デビルメイクライとは違ったスタイリッシュさを突き詰めた作品であり、あちらが「クールな男の格好良さ」なら、こちらは「優雅でサディスティックな女性の美しさ」を体現しています。複雑な操作をせずとも、直感的な入力で映画のワンシーンのようなバトルが展開される操作性は、プラチナゲームズの職人芸と言わざるを得ません。

Game bayonetta

理不尽ささえも愛おしくなる、挑戦的な難易度と世界観

実際にプレイして感じたのは、プレイヤーを突き放すような硬派な難易度と、それをねじ伏せた時のカタルシスです。本作には即死級のQTE(クイックタイムイベント)や、初見殺しとも言えるギミックが随所に存在します。現代の親切設計なゲームに慣れていると、最初は戸惑いを覚える場面もあるかもしれません。

しかし、この「容赦のなさ」こそが、魔女ベヨネッタが生きる過酷な世界観をプレイヤーに共有させる装置として機能しています。何度もゲームオーバーになりながら敵の行動を学習し、華麗に回避を決めてウィッチタイムを発動できた瞬間の脳汁が出るような快感は、この難易度調整があってこそ成立するものです。

また、独特な色彩感覚で描かれるヴィジュアルも秀逸です。天使のデザインは宗教絵画のようでありながらどこか機械的で不気味さを漂わせており、それを破壊する背徳感がクセになります。BGMにジャズの名曲「Fly Me to the Moon」のアレンジを採用するなど、センスの良さが際立っており、プレイ中は常に上質なエンターテインメントに浸っている感覚を味わえました。

総評:アクションゲームの金字塔として輝く一作

『ベヨネッタ』は、単なるアクションゲームの枠を超えた、動かせる芸術作品です。一見すると難解なストーリーやシビアな操作要求といった要素も、すべてはクリア後の達成感を最大化するためのスパイスとして機能しています。

美しいグラフィック、洗練されたBGM、そして何より触っていて気持ちの良い操作感。これらが高次元で融合しており、3Dアクションゲームの一つの到達点と言っても過言ではありません。アクションゲームが得意な方はもちろん、最高峰の演出と物語を楽しみたい方にとって、本作は避けて通れないマイルストーンです。

もし皆さまが未プレイであれば、この美しくも過激な魔女の虜になる準備をしておくことを強くおすすめします。

『ベヨネッタ』実況 完結!
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yasu

yasu

YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

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