『ゼノブレイド2 黄金の国イーラ』評価レビュー:本編ファン必見のクリア時間と感想を徹底解説

『ゼノブレイド2 黄金の国イーラ』評価レビュー:本編ファン必見のクリア時間と感想を徹底解説
この記事はだいたい 12 分前後で読めます。

こんにちは、yasuです。

Nintendo Switch向けの大作RPGとして、今なお多くのファンから愛され続けている『ゼノブレイド2』。この名作の魅力をさらに深く、そして美しく掘り下げた追加コンテンツが存在することをご存知でしょうか。それが、大型追加コンテンツとして配信され、後にパッケージ版も単独で発売された『ゼノブレイド2 黄金の国イーラ』です。

本作は追加シナリオという枠組みでありながら、単なるおまけ要素とは一線を画す圧倒的なクオリティと作り込みで、多くのプレイヤーから絶賛されています。今回は、本作を実際にクリアまでじっくりとプレイした僕が、未プレイの方にもその魅力がしっかりと伝わるように、徹底的にレビューしていきます。

まだプレイしていない方のために、記事の後半に設けた特定のエリアまでは、物語の核心に触れるネタバレなしで進行しますので、どうぞ安心してお読みください。

名作の裏側を描く極上の追加シナリオとは

本作の舞台となるのは、『ゼノブレイド2』本編から遡ることおよそ500年前の世界です。歴史の大きな転換点となった「聖杯大戦」と呼ばれる激動の時代を背景に、新たな、そしてもうひとつの真実の物語が紡がれていきます。世界を滅ぼそうと目論む天の聖杯メツの脅威から世界を救うため、英雄アデルと、彼が同調した天の聖杯ヒカリが立ち上がるという、非常に壮大なスケールの物語が展開されます。

しかし、本作において物語の中心的な役割を担い、プレイヤーの分身となって世界を歩むのは彼らだけではありません。本編では主人公レックスたちの前に強大な敵として立ちはだかったシンと、そのドライバーであるラウラを中心に物語は進んでいきます。彼らの視点から語られることで、本編では決して語られることのなかった空白の歴史の真実が、少しずつ紐解かれていく過程をじっくりと味わうことができます。

かつての敵がどのような想いを抱えて生きていたのかを知ることで、本編への見方が大きく変わる、深みのある体験が待っています。

Game xeno2newstory

本編の500年前を舞台にした壮大なあらすじと世界観

シンとラウラ、そして若き日のサタヒコやミルトといった個性豊かなキャラクターたちが同行し、過酷な運命に立ち向かう旅路が描かれます。ゼノブレイドシリーズの大きな特徴でもある、巨神獣(アルス)という巨大な生物の上に広がる大地は本作でも健在です。とくにメインの舞台となる巨神獣イーラは、和のテイストを感じさせるような美しい自然が広がっており、ただフィールドを歩いているだけでも心を奪われるような絶景が随所に存在します。

本編をプレイ済みのユーザーであれば、この500年前の戦いの結末が、イーラの崩壊という悲しい未来に向かっていることをすでにご存知かもしれません。結末が悲劇であると分かっているからこそ、プレイすることにためらいを感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。ですが、その切ない背景があるからこそ、道中で描かれるキャラクターたちのコミカルなやり取りや、穏やかで温かい日常の描写が、より一層かけがえのないものとして胸に響きます。

悲しい運命の先にある彼らの確かな絆と、今を懸命に生きる姿を見届けることで、本編の物語への理解もさらに深まるはずです。美しくも儚い世界観の中で、彼らがどのような想いで戦い、反映され、生きたのかを、ぜひご自身の目で確かめてみてください。

クリアまでの時間はどのくらいか・圧倒的なボリューム感

追加コンテンツと聞くと、数時間程度でサクッと終わってしまう短い物語を想像される方も多いかもしれません。しかし、本作においてはその常識はまったく通用しません。メインストーリーを駆け足で追うだけでも約15時間はかかり、サブイベントややり込み要素をしっかりと網羅すれば、クリアまでの時間は約20時間から30時間にも及びます。僕自身も、美しい世界観を隅々まで味わい尽くすようにプレイした結果、約20時間というたっぷりとしたボリュームを楽しむことができました。

冒険の舞台となるフィールドは非常に広大で緻密に作り込まれています。本編の1.5話分に相当するとも言われるその密度は、まさに新しいRPGをもう1本フルで遊んでいるという感覚に陥るほどです。フィールド上での採集や、強力なユニークモンスターとのスリリングな戦闘、キャンプでのクラフト要素など、寄り道をしたくなる要素が満載です。

隠し要素なども豊富に用意されており、週末の連休などを使ってじっくりと腰を据えてプレイするのに最適なスケール感となっています。価格以上の満足感を得られることは間違いなく、心ゆくまで探索の喜びを味わうことができるでしょう。

Game xeno2newstory

洗練されたスピーディなバトルシステム

本作が単なるシナリオ追加に留まらない大きな理由は、ゲームシステムの大幅な刷新と改良にあります。

とくにバトルシステムは、本編の複雑さをシェイプアップしつつ、新たな爽快感を生み出した「アタッカースイッチ」が採用されています。本作ではラウラ、アデル、ユーゴという3人のドライバーに対し、それぞれ2体の固定ブレイドが同調し、計9人の固定パーティで戦闘を行います。前衛のアタッカーと後衛のサポーターをリアルタイムに切り替えながら戦うシステムは、アクション性が非常に高く、スピーディでスタイリッシュです。

交代時にHPが回復するなどの恩恵もあり、ピンチをチャンスに変えるダイナミックな攻防が楽しめます。さらに、キャラクター固有のタレントアーツなどを駆使することで、より戦略的かつ躍動感のある戦いを展開することができます。本編の戦闘システムが少し難しかったと感じた方でも、直感的に操作できる洗練された仕組みになっているため、爽快なバトルを存分に楽しむことができます。操作のストレスが一切なく、流れるような連撃を決める快感は、本作ならではの大きな魅力と言えます。

人々との絆を紡ぐヒトノワシステムの魅力

もう一つの大きな特徴が、街の人々からのクエストを解決していく「ヒトノワ」システムです。最大89人もの人々との繋がりを広げていくこのシステムは、一見するとお使いクエストの集合体のように感じられ、手間に思えるかもしれません。実際に、このヒトノワを一定レベルまで上げることがメインストーリー進行の必須条件となっているため、足止めされているように感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、このプロセスにはとても大きく、そして深い意味が込められています。

クエストを通じて、単なるモブキャラクターとしてではなく、彼ら一人ひとりの生活や悩みに直接触れることになります。人々の笑顔を取り戻し、彼ら同士の人間関係が繋がっていくのを見ることで、この世界と人々を守りたいという愛着が自然と育まれていきます。この絆を築き上げる道のりがあるからこそ、最終決戦や結末の展開において、物語への感情移入度が桁違いに跳ね上がる構成になっているのです。一つひとつの出会いを大切にしながら進めることで、より一層深い感動と達成感を味わうことができます。

Game xeno2newstory

豪華キャスト陣の熱演と心を揺さぶる音楽

本作の没入感を底上げしているのは、第一線で活躍する豪華キャスト陣と、妥協のない制作陣の情熱です。主人公のシンを演じる櫻井孝宏さん、ラウラ役の早見沙織さん、ユーゴ役の石田彰さんなど、トップ声優たちがキャラクターの感情の機微を見事に表現しています。彼らの息を呑むような熱演は、物語の説得力を何倍にも高め、プレイヤーを深く世界へと引き込みます。

また、モノリスソフトの高橋哲哉氏が手掛ける重厚なSFファンタジーと人間ドラマの融合は、本作でも圧倒的な存在感を放っています。そして、光田康典氏をはじめとする最強の作曲陣による音楽も、物語を語る上で絶対に欠かせない要素です。アコースティックでジャジーなアレンジが世界観を美しく彩り、フィールドを歩いているだけでも心地よい時間を過ごすことができます。

とくに、Jen Birdさんが歌う主題歌「A Moment of Eternity」は、物語の結末と完璧にシンクロし、胸を打つ歴史的な名曲となっています。わざわざイギリスまで出向いてボーカル収録を行ったというエピソードからも、制作陣の並々ならぬこだわりを感じ取ることができます。

本編ファンこそ味わえる深い感情移入と感想

本作をクリアして真っ先に感じたのは、追加シナリオという枠を完全に超えているという驚きと、押し寄せるような深い感動でした。本編では敵対していたシンが、いかにしてあの冷徹な性格に至ったのか、あるいはラウラという女性との間にどれほど深く尊い絆があったのか。それを自らの手で体験していく過程は、言葉では言い表せないほど胸に迫るものがありました。

ユーゴやミルトといった魅力的なキャラクターたちが辿る過酷な運命も、プレイヤーの心に強く刻まれます。ヒカリが抱えることになるトラウマや、アデルの苦悩など、本編へと繋がる伏線が見事に回収されていく展開は圧巻の一言です。すでに結末が悲しいものであるとわかっているからこそ、彼らが焚き火を囲んで笑い合うシーンや、他愛もない会話を交わす一瞬一瞬が、本当に美しく輝いて見えます。

本編ファンであれば、彼らの歩んだ軌跡を知ることで、本編の物語への印象もさらに奥深いものへと変化するはずです。未来を知っているからこそ生じる尊さと切なさを噛み締めながら、本編の余韻に深く浸りつつも、全く新しい気持ちでプレイできたことが何よりも嬉しい体験でした。悲劇の先にある希望の光を確実に見出すことができる、素晴らしいシナリオだったと心から感じています。

まとめ:新たな気持ちで楽しめるもうひとつの物語

『ゼノブレイド2 黄金の国イーラ』は、単なる過去編の補完にとどまりません。本編をより深く理解し、愛するために必要不可欠なピースとも言える素晴らしい作品です。約20時間という充実したボリューム、洗練されたバトルシステム、豪華キャストと心を揺さぶる音楽、そして何より、圧倒的なストーリーが待っています。少し悲しい結末が待っている物語ではありますが、そこに描かれる人々の絆と思いやりは、プレイした人の心に確かな温かい光を灯してくれるはずです。

ゼノブレイド2を愛するすべてのプレイヤーにとって、これはプレイして損のないもうひとつの本編と言えます。まだプレイしていない方は、ぜひこの美しくも切ない500年前の物語に触れ、彼らの生きた証をご自身の心に刻み込んでみてはいかがでしょうか。きっと、皆さまの心にずっと残り続ける、忘れられない冒険になるはずです。

『ゼノブレイド2 黄金の国イーラ』実況 完結!
YASU GAME LIFE CHANNELの配信を見る

Wrote this article この記事を書いた人

yasu

yasu

YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

TOPへ