【天外魔境ZIRIAレビュー】PCエンジン屈指の名作和風RPG!今の遊び方と魅力を徹底解説

【天外魔境ZIRIAレビュー】PCエンジン屈指の名作和風RPG!今の遊び方と魅力を徹底解説
この記事はだいたい 7 分前後で読めます。

こんにちは、yasuです。

かつて「PCエンジン」というハードウェアにおいて、RPGの歴史を大きく塗り替えた作品がありました。それが『天外魔境ZIRIA』です。CD-ROM²の大容量を活かした演出は、当時のゲーマーたちに衝撃を与えました。

本作は、ガラケーのアプリとしての配信や、Xbox360でのフルリメイク作品、iアプリ版など移植やリメイク作品も豊富に展開されてきました。また、プレイステーションのゲームアーカイブス版もあるため、現在でも比較的遊びやすい環境が整っているのも魅力です。今回は、この伝説的な和風RPGの魅力についてレビューしていきます。

坂本龍一氏の音楽と豪華声優陣が彩る「ジパング」のあらすじ

舞台となるのは、僕たちが知る日本とは少し異なる、東方の国「ジパング」です。かつて、この地を恐怖に陥れた邪悪な神「マサカド」がいました。マサカドは伝説の「火の一族」によって封印されましたが、時は流れ、大門教と呼ばれる謎の教団がマサカドの復活を目論み暗躍を始めます。

物語の主人公である自来也(ジライヤ)は、火の一族の末裔として筑波山で育てられた若者です。彼はガマ仙人の導きにより、自身の宿命を知ることになります。ジパングの危機を救うため、そして各地に散らばる同じ火の一族の末裔たちを探し出すため、彼は旅立ちを決意します。

旅の中で出会うのは、怪力無双のツナデや、クールな剣士オロチ丸といった個性豊かな仲間たちです。彼らはそれぞれが背負う運命と向き合いながら、強大な敵である大門教の幹部たち、「十三人衆」との戦いに挑んでいきます。単なる勧善懲悪にとどまらず、コミカルさとシリアスさが絶妙に融合した冒険活劇は、プレイヤーを架空の江戸時代のような不思議な世界観へと深く引き込んでいきます。

Game tengai ziria

当時の常識を覆したゲームのボリュームとプレイ時間

本作のプレイ時間は、スムーズに進めておおよそ15時間から25時間程度です。現代のRPGと比較すると短く感じるかもしれませんが、当時の基準、特にPCエンジン初期の作品としては極めて密度の濃いボリュームを誇っています。

マップは関東地方を模しており、筑波から始まり、武蔵、相模といった広大な地域を冒険することになります。単純な移動距離だけでなく、各地域に用意されたダンジョンの構造やイベントの数々は、CD-ROMの大容量を余すところなく使用しており、非常に遊びごたえがあります。

また、レベル上げや資金稼ぎが必要な場面も適度にあるため、体感的なボリュームは数字以上に重厚です。決して「すぐに終わってしまう」という物足りなさはなく、むしろ一つ一つの町やダンジョンをじっくりと攻略していく、昔ながらのRPG特有の達成感を存分に味わえるサイズ感に仕上がっています。

Game tengai ziria

PCエンジンの性能を最大限発揮した革新的なゲーム内容

『天外魔境ZIRIA』最大の特徴は、やはりPCエンジンCD-ROM²の性能を最大限発揮し、所々ボイスもある豪華な演出に尽きます。当時としては画期的だったアニメーションによるビジュアルシーンや、生録音された音声がゲーム進行に合わせて再生される体験は、まさに「遊ぶドラマ」でした。

ゲームシステム自体はオーソドックスなコマンド選択式のターン制バトルを採用しています。「術」や「奥義」を駆使して戦うスタイルは、奇をてらわない分、誰にでも馴染みやすい安心感があります。敵キャラクターのデザインも秀逸で、妖怪や和風の意匠を取り入れたユニークな敵たちが画面いっぱいに動き回る様子は必見です。

また、音楽には世界的音楽家の坂本龍一氏を起用しており、メインテーマをはじめとする楽曲の数々は、ゲーム音楽の枠を超えた芸術性を帯びています。これらの要素が組み合わさることで、単なるデータのやり取りではない、五感を刺激するエンターテインメント作品として完成されています。

Game tengai ziria

不便さすらも愛おしくなるプレイ後の感想

実際にプレイして強く感じるのは、この作品が持つ圧倒的な「熱量」です。正直に言うと、現代のゲームに慣れた目線で見れば、エンカウント率の高さや移動速度のゆったり加減など、気になる点はいくつか存在します。しかし、このエンカウント率の高さこそが、キャラクターを育成する喜びや、ダンジョンを踏破した際のカタルシスをより強く演出しているとも捉えられます。

また、所持アイテム数の制限なども厳しい部分ですが、これによって「どの回復アイテムを持ち、どの装備を優先するか」という戦略的なリソース管理の楽しさが生まれています。不便であることが、逆に冒険の緊張感を高め、一つ一つの決断に重みを持たせているのです。

そして何より、重要なシーンで挿入されるボイス演出やアニメーションは、今見ても色褪せない魅力があります。ドット絵のキャラクターたちが織りなすドラマは、プレイヤーの想像力を刺激し、今の高精細な3Dグラフィックとは違った味わい深さを提供してくれます。古き良き時代の「手ごたえのあるRPG」を求めている方には、これ以上ない選択肢です。

総評:今なお色褪せない「PCエンジンにおけるRPGの代表的作品」

『天外魔境ZIRIA』は、単なるレトロゲームという枠に収まらない、日本のRPG史における金字塔です。技術的な制約があった時代に、クリエイターたちが知恵と情熱を絞り出して作り上げた世界観は、何十年経った今でもプレイヤーの心を揺さぶる力を持っています。

Xbox360でのリメイク版で現代風に楽しむもよし、ゲームアーカイブスや頑張って実機を手にするなどでオリジナル版の空気に触れるもよし。どのハードで遊んだとしても、ジライヤたちの冒険はあなたに「冒険するワクワク感」を思い出させてくれるはずです。和風ファンタジーの原点にして頂点とも言える本作、RPG好きならば一度は触れておくべき教養としての価値も高い一作です。

『天外魔境ZERO』実況 完結!
YASU GAME LIFE CHANNELの配信を見る

Wrote this article この記事を書いた人

yasu

yasu

YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

TOPへ