【クリア時間・感想】『百英雄伝 Rising』レビュー。本編へと繋がる名作アクションRPGの魅力

【クリア時間・感想】『百英雄伝 Rising』レビュー。本編へと繋がる名作アクションRPGの魅力
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名作RPGの遺伝子を受け継ぐ作品として、多くのゲームファンから関心を集めた『百英雄伝』。その壮大な物語の始まりを描くアクションRPGが、今回ご紹介する『百英雄伝 Rising』です。本編を遊ぶ前に手をつけるべきか迷っている方も、きっといらっしゃると思います。

結論からお伝えすると、本作は単なるおまけの前日譚ではなく、ひとつのアクションゲームとして丁寧に作り込まれた良作です。この世界に触れておくことで、本編の舞台となる大陸の空気感や、登場人物たちへの愛着がぐっと深まります。

日々の仕事や生活で忙しいと、クリアまでに何十時間もかかる大作RPGを始めるのは少し腰が重くなりますよね。本作は適度な遊びやすさと心地よい操作感に満ちており、限られた時間の中でも確かな達成感を味わえます。

今回は実際にエンディングまで遊び尽くした僕が、手触りや魅力について率直な言葉でお話ししていきます。前半はネタバレなし、後半にネタバレありの感想をまとめていますので、これから遊ぼうか考えている方も気兼ねなく読み進めてみてください。

『百英雄伝 Rising』とは。あらすじとワクワクする世界観

本作の舞台となるのは、さまざまな文化や民族が共存するオールラーン大陸の片隅にある「ニューネヴァー」という町です。以前は鉱石を掘って細々と暮らす静かな田舎町でしたが、大きな地震をきっかけに地下から広大な古代遺跡が見つかりました。この大発見によって一攫千金を夢見る人々が集まり、町は一気に活気づくことになります。

そんな賑やかな町へやってきたのが、主人公のひとりであるスカベンジャーの少女「CJ」です。彼女は一族のしきたりに従い、世界を支える力を持つ巨大なレンズを探すという旅の目的を持っていました。ですが、遺跡に入るためには町の町長代行を務める「イーシャ」に高額な採掘料を支払うか、復興を手伝って免除してもらう必要があります。

所持金のないCJは町の人々の手助けを請け負うことになり、その道中で大きな剣を背負った獣人の傭兵「ガルー」と出会います。目的は違えど同じ遺跡を目指す二人は手を組み、やがて町を守りたいイーシャも巻き込んで探索を進めていきます。立場や性格がバラバラな3人が少しずつ絆を深めていく過程は、どこか懐かしく温かい気持ちにさせてくれます。

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プレイ時間はどれくらいか。サクッと遊べる丁度良いボリューム

ゲームを始める際に多くの方が気にするのが、クリアまでにかかる時間ではないかと思います。最近の大作ゲームはクリアまでに何十時間もかかるものが多く、最後まで遊べるか不安になることもあるはずです。本作のメインストーリーは、およそ10時間から15時間ほどで気持ちよくエンディングを迎えられる設計になっています。

人によっては少しコンパクトに感じるかもしれませんが、本編への橋渡しとなる前日譚としては非常に心地よい長さです。途中でだれることなく最後まで物語の熱量を保ったまま駆け抜けられるため、平日の夜や休日のすきま時間でも無理なく完走できます。

もちろん、じっくり遊び込みたい派のプレイヤーに向けた仕掛けも余すことなく盛り込まれています。町の人々からのお願いごとをすべて解決したり、装備品を最大まで鍛え上げたりすると、プレイ時間は30時間から40時間以上まで膨らみます。実績やトロフィーのコンプリートを目指すなら、さらに長く腰を据えて没頭できるはずです。

さらにゲームをクリアしたあとには、より手強い敵が登場するハードモードも用意されています。サクッと物語を追いたい方から、極限までキャラクターを育てて戦いたい方まで、自分のプレイスタイルに合わせて満足できる懐の広さがあります。

アクションが苦手でも安心。爽快感抜群のリンクアタック

本作のゲームシステムは、横スクロール視点でダンジョンを進んでいく2DアクションRPGです。探索中はCJ、ガルー、イーシャという持ち味の異なる3人の仲間を、ボタンひとつで瞬時に切り替えながら戦います。身軽で素早い連続攻撃が得意なCJ、重い一撃と広いリーチを誇るガルー、遠距離から安全に魔法を放てるイーシャと、三者三様の強みが光ります。

このバトルにおいて最大の楽しさを生み出しているのが、「リンクアタック」という連携システムです。攻撃が敵にヒットした瞬間に別の仲間へ切り替えると、交代したキャラが即座に踏み込んで強力な追撃を叩き込みます。ストーリーが進んでスタンプを集めていくと、この追撃を何回も連続で繋げられるようになり、画面狭しとキャラクターが入り乱れる爽快なコンボへと進化します。

アクション操作に苦手意識がある方だと、コンボのタイミングが難しそうに感じるかもしれません。しかし、本作にはボタンをテンポよく連打するだけで自動的にリンクアタックが繋がる「シンプル操作モード」が用意されています。格闘ゲームのような複雑なコマンド入力を必要とせず、誰でも簡単に派手な連続攻撃の快感を味わえます。

また、探索を進めていくと二段ジャンプや空中ダッシュといった新しいアクションが解放されていきます。序盤には届かなかった高台や奥の通路へ進めるようになる、探索アクションならではの広がりもしっかり楽しめます。

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街が発展していく喜び。復興と探索のやみつきサイクル

名作RPGの醍醐味といえば、仲間を集めて拠点となる場所を少しずつ大きくしていく達成感です。本作にもその魅力がしっかりと受け継がれており、震災で荒れてしまったニューネヴァーの町を復興していく楽しさがあります。町の人々の困りごとを解決していくと、スタンプカードにスタンプが貯まっていくスタンプラリーの仕組みが秀逸です。

スタンプが集まるにつれて、最初はさびれていた町に武器屋や防具屋、酒場やアクセサリー屋といったお店が次々と開業していきます。新しい施設が増えるだけでなく、装備の強化段階が引き上げられたり、冒険に役立つ便利アイテムが手に入ったりと、キャラクターの成長に直結します。

遺跡へ潜って素材を集め、町へ戻って施設を発展させ、強くなった装備でさらに手強いダンジョンへ挑むという流れです。この「探索と町の復興」が織りなすサイクルが驚くほど滑らかで、気づけば「もうひとつだけクエストを片付けよう」と夢中になってしまいます。

町が発展するにつれて住民たちの笑顔が増え、通りが賑やかになっていく様子を眺めているだけでも心が和みます。自分の足跡が町の景色として目に見える形で残っていくのは、プレイヤーにとって大きなご褒美になりますね。

個性豊かなキャラクターと豪華制作陣の奇跡のコラボ

本作のクオリティを陰で支えているのは、往年の名作を愛するゲーマーなら誰もが知る豪華な顔ぶれです。企画と監修には『幻想水滸伝』の生みの親である村山吉隆氏と、温かみのあるキャラクターを生み出した河野純子氏率いる制作チームが携わっています。開発にはアクションゲーム作りで定評のあるナツメアタリが参加し、手触りの良い操作感を実現しました。

さらにシナリオを担当しているのは、『ペルソナ』初期シリーズや『Caligula -カリギュラ-』で知られる里見直氏です。重厚な世界観をベースにしつつも、キャラクターたちのテンポの良い掛け合いには思わず口元が緩んでしまうユーモアが散りばめられています。

なお、本作『Rising』のゲーム中にはキャラクターボイスが収録されていません。フルボイスを期待する方には少し寂しく思えるかもしれませんが、そのぶんテキスト送りのテンポが良く、自分のペースで快適に読み進められます。

本編である『百英雄伝』では、CJ役にファイルーズあいさん、ガルー役に木内太郎さん、イーシャ役に加隈亜衣さんといった実力派声優陣が声をあてているとのこと。前日譚である本作で彼らの性格や生い立ちをじっくり知っておくことで、本編で声を聴いたときの感動や思い入れは何倍にも膨らむはずです。

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実際にプレイした僕の感想と見どころ

ここからは、物語の展開や演出にも少し触れながら、僕が実際に最後までプレイして胸を打たれたポイントをお話しします。一番心に残ったのは、主人公である3人の距離感が時間をかけてゆっくりと縮まっていく丁寧な心理描写でした。

最初はそれぞれの思惑や損得勘定で動いていた3人ですから、旅の初めの頃はどこかぎこちなさや打算的な態度も見え隠れします。ですが、古代遺跡の奥に潜む強大なボスたちと刃を交え、町の危機を共に乗り越えていく中で、言葉にしなくても通じ合える確かな信頼が芽生えていきます。

とくにお金や規則に厳しく、一見すると打算的に見えた町長代行のイーシャの印象は、物語が進むにつれて大きく変わりました。行方不明になった父親を健気に信じ続け、幼い身でありながら町の人々を守るために背伸びをして必死に戦っていたのだと分かった瞬間、彼女の背中を心から応援したくなります。

戦闘面においても、スタンプを集めてリンクアタックの連携回数が4回まで解放された中盤以降は、バトルの楽しさが跳ね上がります。巨大な樹木のボスや頑丈なゴーレムなど、一筋縄ではいかない敵に対して、ガルーの大剣でシールドを砕き、CJで畳みかけ、イーシャの魔法で距離を取る一連の流れが本当に気持ちいいです。

サブクエストにはいわゆる「素材を集めて届けるだけ」のお使い的な内容も確かに多く存在します。ですが、マップ間の移動がワンボタンで行えるファストトラベル機能が非常に快適なため、移動で足止めされるストレスをほとんど感じませんでした。お使いをこなすごとに町の施設が便利になり、住民たちの会話も温かいものへと変化していくので、作業感よりも充実感がずっと上回ります。

まとめ。本編『百英雄伝』へ繋がる最高の架け橋として

『百英雄伝 Rising』は、単なるスピンオフの枠を大きく超えた、ひとつのアクションRPGとして隅々まで愛情を込めて作られた良作です。生き生きとしたキャラクター同士のやり取り、少しずつ活気を取り戻していく町のぬくもり、そして誰でも華麗にコンボを決められるバトルの爽快感が心地よく調和しています。

アクションゲームの操作に不慣れな方や、毎日の生活の中で長時間のゲーム時間を確保しにくい方でも、無理のないペースで最後まで気持ちよく遊べる工夫が随所に散りばめられています。この遊びやすさへの気配りこそが、多くのプレイヤーに愛されている大きな理由だと感じます。

本作でニューネヴァーの町を救ったCJ、ガルー、イーシャの3人が、やがて本編の巨大な戦乱の中で100人以上の英雄たちとどのように出会い、どんな絆を結ぶのかを想像するだけで胸が高鳴ります。前日譚を通じて彼らの人柄を深く知った今、本編の物語がいっそう特別なものとして心に響くはずです。

これから『百英雄伝』の壮大な世界に足を踏み入れようとしている方にとって、本作はこれ以上ない最高の旅の入り口になります。オールラーン大陸の辺境で芽生えた小さな絆の物語を、ぜひご自身の手で確かめてみてください。

『百英雄伝Rising』実況 完結!

Wrote this article この記事を書いた人

yasu

yasu

YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

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