今回は、実家帰省に伴う旅行の際に、家族を案内するために20数年ぶりに車の運転をすることになった『僕の奮闘記』になります。
ペーパードライバー講習をお願いした会社さまに許可を取ったりはしていないので、会社などの固有名や、写真等は控えさせていただきますことをあらかじめお伝えしておきます。ご了承ください。
今回の経緯について
実家がある福岡へは十年近く帰っていなかったのですが、色んな心境の変化もあったこと、息子も大学受験が一段落して色々なものが落ち着きはじめたこと。
色んなものが重なりまして、実家へ帰ろうかと僕個人で考えたあと、家族へ相談し、快諾してもらったという形です。
で、実家へ帰るだけだとただただ家族に気を使わせて終わりだろうということで、僕個人的に縁のある熊本を案内する形で旅行も行こうという形になりました。
熊本は阿蘇にある、『草千里』の景色が忘れられず、その景色を家族にも見せてあげたいなと思い、旅行の場所は『阿蘇』に決定。
『阿蘇』を案内するには足がないと厳しいので、レンタカーを借りることになりますが、僕、20数年車に乗っていない生粋のペーパードライバーなわけなのです。
僕の運転歴について
ここで、僕の運転歴について書いておきたいと思います。
運転歴
- 大学生の時に、MT車の免許を取得
- 大学生の時に、4泊5日で熊本から本州までレンタカーで行けるところまで行こうと旅行を計画・実施。僕も含めて6人で車2台(AT車)を借り、6人中4人が運転できるメンバーでした。
- それ以降ほぼ乗る機会がなく、実家帰省に伴う旅行でレンタカー(AT車)に乗ることに。(←イマココ)
ということで、20数年ぶりに車を運転することもそうなのですが、ほぼ運転したことがないじゃないかっていうくらい、ほぼ車に乗ってない人間なわけです。
旅行を思い立った直後は、「直前にレンタカー借りて、妻と一緒にどこか買い物に行けば慣れるかな」と楽観的に考えていたものの、旅行が近付くに連れて段々不安になっていきます。
まず、練習に妻を付き合わせるのはまずいと思い至ります。万が一妻に何かあったら大変だと。
ということで、まずは一人で練習せねばという考えに。
そういえば、エンジンの掛け方とか、ブレーキ、アクセルとか不安だなと、段々ともうどうしようもなく不安に。
練習にレンタカー借りたとしても、借りた先から出発すらできないんじゃないかというところまで行ってしまいます。
その後、ペーパードライバー講習って聞いたことがあるけど、どうなんだろう?
と色々調べてみて、ペーパードライバー講習を受けてみた、という形になります。
ペーパードライバー講習とは
免許取得後、車の運転をしておらず不安を抱えている方だったり、スポットでちょっと運転を練習しておきたい方などを対象に行われる講習のことです。
基本的には、自動車学校(教習所)ではやってるところがほとんどだと思います。(お近くの自動車学校(教習所)でやってなかったらごめんなさい。各自動車学校のホームページを確認するか、ペーパードライバー講習で検索をすると、お近くで講習を受けられる場所が出てくるんじゃないかなと思います。)
また、自動車学校(教習所)以外にも、個人でされている方もいらっしゃいますし、教習所ではありませんが、自社設計のコースを持っている本格的な練習所でもやっていたりします。
値段の相場は下記のようにマチマチで、それぞれメリットデメリットがきっとあると思います。
値段(参考)
- 自動車学校(教習所):1時間8,000円~
- 自動車練習所(都道府県の指定教習所ではない場所):1時間6,000円~
- 個人:1時間5,000円~
※上記は、個人的に色々調べた結果の大体の相場であり、皆さまのお住まいの地域での相場はまた異なる可能性があります。参考程度にご確認いただければと思います。
補足として、自動車練習所(都道府県の指定教習所ではない場所)とはどういうところかをお話しておきます。
都道府県の指定教習所ではないため、学科試験や運転技能試験は指定教習所へ行かなければいけませんが、学科試験以外の運転技能の練習ができる場所です。
イメージとしては、学科試験については自分で勉強、運転技能の練習は自動車練習所で行って、試験を指定教習所へ受けに行くという感じです。(僕の近くの練習所は、学科試験に対応してませんが、もしかしたら学科試験に対応しているところもあるかもしれません)
基本的には、こういった非公式の練習所の方が自動車免許取得の総額がお安くなる傾向にあるとのことです。
メリットとデメリットは、僕の調べる限りこんな感じなんじゃないでしょうか。
それぞれのメリット・デメリット
- 自動車学校(教習所):きめ細かいご指導が期待できる、お値段が少々高額になる、教習所内でも練習できる
- 自動車練習所(都道府県の指定教習所ではない場所):自動車学校(教習所)よりお値段は安価、教習内容にバラつきがでる、練習所内でも練習できる
- 個人:お値段は安価、教習内容にバラつきがでる、(多分)助手席に補助ブレーキなどがついていない可能性が高い、いきなり路上での練習となる可能性が高い
という感じで、所管としては、個人がされているペーパードライバー講習に申し込むのは一旦待って、冷静に口コミや講習内容、場合によってはお電話して雰囲気を調べてみるというのをオススメします。
※個人がされているペーパードライバー講習が悪いと言っているわけではないです。逆に丁寧に教えてもらえる可能性もあるし、正解・不正解はないです。
僕は、値段や状況を色々考慮し、考えた結果、自動車練習所(都道府県の指定教習所ではない場所)を選択することにしました。
実際に講習を受けてみての感想
予約について
思い立ったらまず予約ということで、講習をお願いしようと考えた自動車練習所のホームページを熟読してきます。
その自動車練習所では、お電話での予約しか受け付けておらず、お支払いも現金のみという感じでした。
これについては、自動車練習所によって様々かと思いますので、各自動車練習所のホームページをご確認くださいませ。自動車学校(教習所)や個人の方に講習をお願いする場合もまた、様々かと思いますので、チェックしておくことをオススメします。
最近はネット予約も主流になってきて、電話での予約は緊張します。
少しドキドキしながら自動車練習所の電話番号に電話を掛けます。ほどなくして出てくれました。
自動車練習所は、普通の免許講習も取り扱っているため、混同されてはいけないと思って、まず『ペーパードライバー講習』を希望であることを伝えます。
『ペーパードライバー講習』を受講するのは初めてで、感じもわからなかったことから、とりあえず1時間の受講を希望しました。
万が一、自動車練習所が僕に合わなかった場合、別の場所で受講する可能性もあるなと思ったんです。
短いかなとは思いつつも、どのような反応をされるか少し待ちました。
1時間であることに若干の難色を示され、『多分、練習所内のコースしか回ることはできないがそれでも構わないか』というお返事をいただき、僕もいきなり公道に出るのは怖かったので、承諾。
予約成立と相成りました。
若干、お電話の声に威圧的な雰囲気を感じつつ(免許を取得するときに、教官がかなり威圧的な対応でとても嫌な思いをしたことがある)、少し不安になりながらも当日を待つことになります。
当日について
前述の通り、車を運転すること自体かなり少なく、久々ということで緊張していたし、その上、予約の電話のときに昔の嫌なことを思い出したりしていたので、かなり不安な状態で当日を迎えます。
練習所までは若干距離がありましたので、練習所までは原付を走らせて向かいました。
緊張からは当日それまで何も手につかず、手持ち無沙汰なためかなり早く出掛けます。
結果、1時間くらい早く練習所の事務所へ到着してしまいます。講習自体もたった1時間なのに笑
なんとか時間を潰し、講習を担当いただく方と対面します。
話していく内に、なんとなく予約のときの電話に出てくれた方だなと思い、ちょっとずつ嫌な予感・気持ちが胸を支配していきます。
でも、最初に言っておきます。結果的には、とても良い方で本当に安心しました。
聞くと事務所から練習所までは若干の距離がある模様。
講習料金を先払いし、車で送迎いただきます。
その間、何年乗ってないのかとか、重点的に確認したい部分などないかなどの質問を聞いてくれます。
こちらも、ドキドキしながらも、嫌な気持ちが伝わったらダメだ!と思って若干いつもよりハキハキ応えます。
若干の塩対応に気持ちが折れそうになりつつも、最悪嫌な気持ちになっても1時間なんだ!という気持ちで、担当の方に嫌な気持ちだけは抱かせないようにすることを決意しつつ、練習所へ到着しました。
練習所へ到着し、講習用の自動車に乗り換え、いざスタート。
助手席には教官用のブレーキもついているため、何かあっても安心して講習に集中できます。
まずは初歩的なところから、バックミラー、座席の調整や、エンジンの掛け方、死角となる部分を教えていただき、少しずつですが感覚を思い出していきます。
ですがやはり、車両感覚(車の前後左右の感覚)がやはり掴みづらく苦戦します。
どちらにも寄り過ぎたらダメなものの、右に寄り過ぎると最悪正面衝突してしまうため、それは避けなければなりません。
ついつい気になる方向を向いてしまいがちで、助手席あたりの間隔が気になったら助手席の方を、運転席の方が気になったら運転席の方を見てしまいます。典型的にダメなパターンだなと笑
車は意識している方向に向かうものなので、気になる方向を見てしまうと、余計そちらの方に向かってしまうから、安心して遠くを見るように言われて、それを意識し続けながらひたすら練習所内をぐるぐる回ります。
結局、講習の1時間は、『遠くを見ることを意識しながら運転する』ということに一点集中。
あっという間に講習が終わりました。
担当の方曰く、あと2時間あれば、その他の確認もしつつ、公道での練習もできたかも、とのこと。
個人差もあると思いますが、車の運転に自信を持てるようになる『ペーパードライバー講習』の目安時間は、3時間程度は必要なのかもしれません。
普段生活していて、講習所などにお世話になることってほとんどないですよね。近くに受講できそうな場所が何か所かあるなら、分散して受けてみるのも手だとは思っています。
ただ、所感として、一か所で時間をまとめて練習した方がきっと上達は早いし、安心もできるのかなとも思えました。
講習に入ってからは、担当の方もスイッチが入ったのか、若干柔らかい口調になり、何度か同じ失敗をしても丁寧に教えてくれました。
真剣に聞く態度を取っていたからかもしれません。担当の方も同じ人間ですからね。やる気のない人にあまり物を教えようとは思わないと思うので。
1時間の講習を終え、事務所へ再び送迎いただきます。
その間、若干打ち解けていたので世間話をしつつ、少しでも持って帰りたいと思い、担当の方の足元や、左右確認のタイミングや頻度などを見ていました。
ほどなくして事務所へ到着。ちょうどお昼前だったので、担当の方もすぐにお昼休憩へ向かわれて、終了という形となりました。
まとめ
まとめとしてはこのような感じかなと思います。
どうしても、実際に講習を受ける場所や担当の方とも相性があると思いますので、一概には言えませんが、参考になれば幸いです。
まとめ
- 教習所、練習所、個人など、どこで講習を受けるのかを決める(値段、助手席のブレーキの有無など)
- 特に確認したい内容をあらかじめ頭の中で整理することをオススメ
- 個人差はあるが運転に安心できるようになるには3時間程度は必要かも
- 適度にペーパードライバー講習を受けて、あとは自分でレンタカーで練習という手もある
また、僕は1時間の『ペーパードライバー講習』の後、少し悩んで、自分でレンタカーを借りて練習する方法を選びました。
『ペーパードライバー講習』で学んだことを意識しながら、そこまで交通量の多くない場所での練習、飲食店での駐車、スピードを出し車の流れに乗る練習などを補完しました。
あ、飲食店での駐車は、駐車だけしたわけじゃなく実際にご飯食べましたよ、念のため笑
自分の家付近にレンタカーを借りられる場所、そして、運転の練習に適した交通量の少ない場所があれば、『ペーパードライバー講習』を受けたあと、こういった選択肢も取れそうです。
と、いうわけでこんな感じです。
正直、教習所や個人の方のも受けてみて、その比較をちゃんとできればもっと有用な感じになったと思うんですけど、時間の都合や予算の都合でできませんでした。
そこら辺を期待してこのページを開いてしまった方がいたら、本当にすみません。
それでも少しでも参考になったら嬉しいなと思います。
ではでは、今回はこの辺で。
yasuでした。