【キャットクエスト レビュー】猫好き必見！サクッと遊べる爽快アクションRPGの魅力を徹底解説

こんにちは、yasuです。

「RPGは好きだけど、長時間のプレイは疲れてしまう」「とにかく癒やされたいけれど、冒険のワクワク感も味わいたい」

そんなゲーマーの皆さんに、自信を持っておすすめしたい隠れた名作があります。それが今回ご紹介する『キャットクエスト（Cat Quest）』です。

剣と魔法、そして「ネコ」に満ちたこの世界は、シンプルながらも驚くほど奥深い魅力に溢れています。猫好きはもちろん、アクションRPG好きも唸らせる本作の魅力を、実際にプレイした感想を交えてレビューしていきます。

プレイ時間とボリューム：忙しい社会人に最適！サクッと遊べる絶妙なボリューム

最近の大作RPGはクリアまでに50時間、100時間とかかることも珍しくありませんが、『キャットクエスト』はその点において非常に潔く、忙しい現代人に優しい設計になっています。

メインストーリーを一直線に進めれば、およそ6時間から8時間程度でエンディングに到達可能です。しかし、マップの隅々まで探索し、隠された宝箱を見つけ、全てのサブクエストを網羅する「完全クリア」を目指しても10時間〜12時間程度で完結します。

「短い」と感じるかもしれませんが、無駄なレベル上げ作業や、単調なお使いイベントでの水増しが一切ないため、プレイ時間の密度が非常に濃いのです。週末の休日を使えば、映画を数本見るような感覚で、心地よい達成感とともに物語を完走できる、まさに「ちょうどいい」ボリューム感と言えるでしょう。

ゲーム内容：シームレスな世界で繰り広げられる爽快アクションと探索

本作の舞台は、広大なフィールドマップそのものが冒険の舞台となるオープンワールド形式のアクションRPGです。特筆すべきは、フィールド移動、ダンジョン探索、そして戦闘がすべてシームレスに繋がっている点です。

プレイヤーは伝説の「ドラゴンブラッド」の末裔と言われるネコとして、さらわれた妹を救う旅に出ます。基本操作は「攻撃」「回避（ドッジロール）」「魔法」の3つだけ。非常にシンプルですが、敵の攻撃範囲が赤い枠で表示されるため、「避けて、斬る」というヒット＆アウェイの駆け引きが熱く、アクションゲームとしての完成度は非常に高いです。

また、装備品によって主人公の見た目がコロコロ変わるのも魅力の一つ。騎士の鎧から魔法使いのローブ、時には忍者装束まで、自分好みのコーディネートで冒険できます。広大なマップには無数のダンジョンや石碑が点在しており、まさにかわいいネコちゃんが織り成す冒険譚として、プレイヤーを飽きさせない工夫が随所に詰め込まれています。

感想：ストレスフリーな操作性と「ネコ語」翻訳のセンスに脱帽

実際にプレイして最も感動したのは、その「圧倒的な快適さ」です。ロード時間はほぼ皆無で、キャラクターの動きもキビキビとしており、ストレスを感じる瞬間が全くありませんでした。死んでしまっても直前のセーブポイントから即座に再開できるため、「もう一回！」とついつい夜更かしをしてしまう中毒性があります。

そして何より素晴らしいのが、ローカライズ（翻訳）のクオリティです。このゲームの世界では、あらゆる言葉が「ネコ化」されています。「ニャンタジー（ファンタジー）」「ニャルハラ（ヴァルハラ）」といった用語だけでなく、セリフの端々までネコジョークが満載です。ともすれば寒くなりがちなダジャレの数々が、世界観とマッチしていて思わずクスリと笑ってしまいます。

見た目は可愛らしいですが、後半のボス戦や隠しダンジョンでは、しっかりとした装備強化と立ち回りが求められる歯ごたえもありました。「ただ可愛いだけのゲーム」だと思ってプレイすると、良い意味で裏切られる本格派のアクションRPGだと感じました。

総評：猫好きならずとも遊ぶべき、愛に溢れた良作RPG

『キャットクエスト』は、手軽に遊べるライトな操作感と、RPGとしての育成・探索の楽しさを高い次元で融合させた傑作です。

重厚長大なストーリーやリアルなグラフィックを求める方には物足りないかもしれませんが、「ゲームとしての純粋な楽しさ」や「癒やし」を求めている方には、これ以上ない選択肢となるでしょう。複雑なシステムを覚える必要がないため、普段あまりゲームをしない方やお子様への入門用RPGとしても最適です。

価格も手頃で、セール時にはワンコイン程度になることもあります。かわいいネコたちに囲まれながら、剣と魔法の世界で大冒険を繰り広げてみてはいかがでしょうか？ きっと、クリアする頃にはあなたもこの「ニャンタジー」な世界の虜になっているはずです。