
こんにちは、yasuです。
『幻想水滸伝Ⅱ』の世界観をさらに深く味わいたい、あの感動の裏側をもっと知りたい。
そんなファンの願いを叶えてくれるのが、テキストアドベンチャー形式で綴られる『幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘』です。ハルモニアの諜報員ナッシュ・ラトキエを主人公に据えたこの外伝シリーズも、本作でいよいよ完結を迎えます。
今回は、RPGではないからといってプレイしないのはあまりに惜しい、本作の魅力を徹底レビューします。
ゲームのボリューム:サクッと遊べて濃密!
本作はRPGではなくテキストアドベンチャーであるため、本編のような数十時間に及ぶ壮大なプレイ時間は必要ありません。クリアまでの時間は概ね10時間前後と、一見すると物足りなさを感じる短さに見えるかもしれません。
しかし、これは裏を返せば「レベル上げやダンジョン探索の時間をすべて物語の摂取に充てられる」という贅沢な構成だと言えます。社会人になり時間が確保しづらくなった往年のファンでも、週末だけでエンディングまで到達できる手軽さは大きな魅力です。また、選択肢による分岐を回収するために周回プレイをする際も、このコンパクトさが逆にストレスフリーなプレイ環境を提供してくれています。

ゲーム内容:本編の裏側を知る!
物語の舞台は、幻水Ⅱのデュナン国からハルモニア神聖国へ向かう途中の村々、そしてハルモニア神聖国。主人公ナッシュが様々なトラブルに巻き込まれ、彼自身の過去との決着が描かれます。
ゲームシステムは文章を読み進めながら選択肢を選ぶオーソドックスなスタイルですが、その選択が様々な分岐を生むため、緊張感を得られます。特筆すべきは、前作『Vol.1』や『幻想水滸伝Ⅱ』のセーブデータをコンバートできる点です。これにより会話内容が変化したり、イベントが追加されたりと、プレイヤーが歩んできた歴史がゲーム内に反映されます。
そして何より、本編の登場人物も多数登場するのが最大のポイントです。Ⅱの主人公やナナミたちが関わった戦争の裏で、ナッシュがどのように動いていたのかがパズルのピースのようにカチリとハマる瞬間は、本作ならではの快感と言えるでしょう。

感想:「テキストだけ」だからこそ伝わる熱量
正直なところ、RPGとしての「幻想水滸伝」を求めていると、自分で自由にフィールドを歩き回れないことに最初は戸惑うかもしれません。しかし、プレイを進めるうちにその不自由さは「演出への没入感」へと変わっていきました。
美麗なグラフィックのスチル(一枚絵)と、場面に合わせて細かく切り替わる表情差分は、ドット絵では表現しきれなかったキャラクターの微細な感情を見事に可視化しています。テキストアドベンチャーだからこそテンポ良く楽しめます。
物語の結末を含め、幻想水滸伝Ⅱの戦いのその後も描かれる幻想水滸伝Ⅱの余韻にまだ浸りたい方必見の内容となっています。「あの時、あのキャラはこう考えていたのか」という答え合わせができる感動は、派手なバトル演出以上に胸に迫るものがありました。

総評:ファンアイテムの枠を超えた良質な群像劇
本作は『幻想水滸伝Ⅱ』の知識が前提となるため、完全な新規プレイヤーには敷居が高い側面があります。しかし、それは裏を返せば「シリーズファンにとってはこれ以上ない至高のファンディスク的な側面」もあるということです。
単なるおまけ作品ではなく、ハルモニアや紋章にまつわる重要な設定が惜しげもなく語られるため、シリーズの世界観をより深く理解するためには避けて通れない一作です。RPGという形式を捨ててでも描きたかった物語の深みと、ナッシュという男の生き様を、ぜひその目で見届けてください。
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Wrote this article この記事を書いた人
yasu
YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。