今こそPSP版!クライシスコアFF7オリジナル版レビュー|リユニオンとは違う「傑作」の輝きと攻略の要点

今こそPSP版!クライシスコアFF7オリジナル版レビュー|リユニオンとは違う「傑作」の輝きと攻略の要点
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こんにちは、yasuです。

2007年にPSPで発売され、そのエンディングで世界中のゲーマーを涙させた名作アクションRPG『クライシスコア -ファイナルファンタジーVII-』。2022年にはリメイク作品である『リユニオン』が発売され再び注目を集めましたが、実は今、あえて「オリジナル版(PSP版)」を遊ぶことに大きな価値があることをご存知でしょうか。

「映像が綺麗なリユニオンの方が良いのでは?」と思われるかもしれません。しかし、オリジナル版にはリユニオンでは味わえない独特のゲームバランスや、当時のハード制約が生んだ「演出の間」という独自の魅力が詰まっています。今回は、オリジナル版『クライシスコア』がなぜ今なお「傑作」として輝き続けているのか、その理由を深掘りしてレビューします。

携帯機の限界を超えたグラフィックと「間」の演出美

まず触れておきたいのが、PSPという携帯ゲーム機の性能を極限まで引き出したグラフィックです。確かに解像度こそ現代のゲームには及びませんが、当時のスクウェア・エニックスが作り出したプリレンダリングムービー(CGムービー)のクオリティは圧巻の一言。キャラクターの表情や召喚獣の迫力は、今見ても全く色褪せていません。

また、オリジナル版特有の要素として、戦闘中の「D.M.W(デジタル・マインド・ウェーブ)」演出による「一時停止(カットイン)」が挙げられます。リユニオン版ではテンポアップのために画面左上で処理されるようになったこの演出ですが、オリジナル版ではドラムが揃うたびに画面が切り替わり、戦闘が一瞬止まります。

一見すると「テンポが悪い」と感じる要素かもしれません。しかし、これこそが本作のドラマ性を高める重要なスパイスなのです。激しい戦いの最中に、ふとザックスの脳裏によぎる記憶や感情の波。この「一瞬の間」があるからこそ、プレイヤーはザックスの心の動きとシンクロし、ラストバトルのあの演出で涙腺を崩壊させられるのです。不便さが逆に没入感を生む、レトロゲーム特有の奇跡的なバランスと言えるでしょう。

Review crisiscorefinalfantasy7

「すてみパンチ」無双!オリジナル版だけの爽快な戦闘バランス

ゲームプレイにおいてオリジナル版最大の特徴とも言えるのが、最強技「すてみパンチ」の圧倒的な性能です。この技は、防御無視で限界突破ダメージ(99999)を叩き出すことができるのですが、オリジナル版とリユニオン版ではその使い勝手が大きく異なります。

リユニオン版ではHP消費量が「現HPの約15%」へと大幅に増加し、リスクのある技へと調整されました。しかし、オリジナル版の消費量はなんと「微々たるもの(約1.5%)」です。つまり、ほぼノーリスクで最強のパンチを連発し、敵を次々となぎ倒す状態を楽しむことができるのです 。

「バランス崩壊」という声もありますが、RPGにおける育成の醍醐味は「強くなりすぎて敵を圧倒すること」にもあります。マテリア合成を駆使してステータスを上げ、すてみパンチで99999ダメージを連発する爽快感は、オリジナル版でしか味わえない特権です。アクションが苦手な方でも、育成さえすれば確実にクリアできる安心感も魅力の一つと言えます。

裏ボス「ミネルヴァ」の強さが絶妙な塩梅

やり込み要素の頂点に君臨する裏ボス「ミネルヴァ」。彼女との戦いも、オリジナル版とリユニオン版で大きく事情が異なります。リユニオン版のハードモードではHPが約7777万というとてつもない数値に強化され、長期戦が必至となりました。一方、オリジナル版のミネルヴァのHPはハードモードでも約2000万ほどです 。

「2000万でも十分多い」と思われるでしょうが、前述の強力な「すてみパンチ」や「フェニックスの尾(リレイズ効果)」を駆使すれば、集中力を切らさずに倒し切れる現実的なラインです。リユニオン版のような「回復されたりバフを消されたりしながら1時間以上戦い続ける」という過酷な耐久戦ではなく、純粋に装備とプレイヤースキルを試される「程よい難易度の最強ボス」として楽しむことができます。

もちろん、最強装備「源氏シリーズ」を揃えるまでの道のりは険しいですが、その過程も含めて、達成感を味わいやすいバランスに仕上がっています。

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300のミッション:携帯機スタイルが生んだ中毒性

本作には300種類ものサイドミッションが用意されています。マップ構成が似通っていたり、内容は敵を倒すだけだったりと、据え置き機で一気に遊ぶと単調に感じる部分があるのは事実です。しかし、これは元々「電車の中や休み時間に少しずつ遊ぶ」ために設計された携帯機ならではの仕様です。

1つ1つのミッションは短時間で終わるため、「あと1つだけやろう」と思っているうちに気付けば数時間が経過している……そんな不思議な中毒性があります。ミッションクリアで強力なマテリアやショップが解放されていく報酬設計も巧みで、ザックスが徐々に強くなっていく過程をダイレクトに感じられます。

また、オリジナル版はリユニオン版ほどロード時間が爆速ではないものの、その分ミッション説明文やメールを読む時間が自然と生まれます。これにより、ソルジャーとしての日常や世界観の深みをより味わうことができるとも捉えられます。

声優・演出・音楽:オリジナルキャストの魂の演技

キャラクターボイスについても触れておきましょう。リユニオン版では一部キャストの変更がありましたが、オリジナル版では当時のキャストによる熱演がそのまま収録されています。特に、日本語版における主要キャラクターたちの演技は、キャラクターの魂そのものと言っても過言ではありません。

また、エンディングテーマである絢香さんの『Why』は、本作のために書き下ろされた名曲です。ゲームの展開と歌詞が完璧にリンクしており、この曲が流れるタイミングはゲーム史に残る名シーンとして語り継がれています。リユニオン版でもこの曲は採用されていますが、オリジナル版で当時の空気感と共に聴く『Why』は、また格別な感動を与えてくれます。

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総評:色褪せない「記憶」としての名作

『クライシスコア FF7 オリジナル版』は、単なる過去の遺産ではありません。リメイク版で快適になった部分がある一方で、オリジナル版には当時の開発者たちがPSPというハードで表現しようとした「熱量」や「工夫」が詰まっています。

ザックス・フェアという一人の青年の、不器用だけど真っ直ぐな生き様。それを彩る少し粗削りだけど愛おしいシステム。これらが噛み合った結果、本作は多くのプレイヤーの心に残り続ける「記憶」となりました。

「夢を抱きしめろ。そして、どんな時でもソルジャーの誇りは手放すな」

この言葉の意味を、ぜひオリジナル版を通して体験してみてください。きっと、エンディングの後には空を見上げたくなるはずです。

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yasu

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YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

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