【評価】テイルズオブアライズは5年待つ価値があったか?ネタバレなし感想

【評価】テイルズオブアライズは5年待つ価値があったか?ネタバレなし感想
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こんにちは、yasuです。

テイルズオブシリーズファンの皆さまにとって、この時をどれほど待ちわびたことか。前作『テイルズ オブ ベルセリア』から約5年、ついに完全新作タイトル『テイルズ オブ アライズ』が僕たちの手元に届きました。

長きにわたる沈黙を破り登場した本作は、シリーズの伝統を継承しつつも、グラフィックやシステムを根底から見直した意欲作です。「心の黎明を告げるRPG」と銘打たれた本作が、現代のJRPGとしてどのような進化を遂げたのか。ネタバレを極力控えつつ、その真価を徹底的にレビューしていきます。

解放を求めて立ち上がる、痛みと謎に満ちたあらすじ

物語の舞台は、隣り合う二つの星、ダナとレナです。かつては豊かな自然を誇ったダナでしたが、300年前に高度な科学と魔法技術を持つレナからの侵攻を受け、隷属を強いられる暗黒の時代が続いています。終わりなき支配の中で、人々は自由を諦めかけていました。

そんな絶望的な状況下で物語は幕を開けます。主人公は、痛覚を失い、記憶もなくした鉄仮面の青年です。特筆すべきは、主人公でありながら序盤において彼の素顔はおろか、本当の名前さえ明かされないという点でしょう。仮面の下にどのような表情を隠し、何を思って戦うのか、プレイヤーは想像力を掻き立てられながら物語へ引き込まれていきます。

ある日、彼はレナ人でありながら同胞に追われる謎の少女シオンと出会います。彼女は触れる者に激痛を与える「茨」の呪いを持っていました。痛みを感じない男と、痛みを与える女。本来相容れないはずの二人が手を組み、ダナの解放を目指して炎の剣を振るうことになります。この数奇な運命の出会いが、やがて世界の真実を暴く壮大な旅路へと繋がっていくのです。

Game tales of arise

満足度を高める圧倒的なゲームボリューム

近年のRPGはクリアまでの時間が短くなる傾向にありますが、本作に関してはその心配は無用と言えるでしょう。メインストーリーを追うだけでも30時間から40時間ほどを要し、寄り道要素を含めれば優に60時間は遊べる設計になっています。

一部では「会話シーンが長い」という意見も見受けられますが、それは裏を返せば、キャラクターの心情や世界観の背景設定が極めて丁寧に描かれている証左です。単調なお使いクエストで時間を稼ぐのではなく、密度のあるドラマと探索によってプレイ時間が積み上がっていくため、プレイヤーは常に物語の核心に触れている感覚を味わえます。クリア後にはさらなる強敵や隠しダンジョンも用意されており、一度エンディングを迎えた後でも、この世界に浸り続けたいと願うファンの期待に十分応えるだけのコンテンツ量が確保されています。

Game tales of arise

伝統と革新が融合したゲーム内容とシステム

本作の最大の特徴は「アトモスシェーダー」と呼ばれる独自のグラフィック表現です。まるで絵画のようなタッチでありながら、リアルな光の表現を取り入れた映像美は、ファンタジー世界への没入感を格段に高めています。キャラクターの表情一つひとつが繊細に描かれ、従来のシリーズ作品とは一線を画すリアリティを感じさせます。

そしてテイルズオブシリーズの肝である戦闘システムも健在です。今作の「ブーストストライク」をはじめとするアクションは非常にスピーディかつ爽快ですが、ボタン連打だけで勝てるほど甘くはありません。敵の耐久力が高めに設定されていることに対し、硬いと感じるプレイヤーもいるかもしれませんが、これは属性相性やコンボの連携、仲間のサポート技を適切に使いこなす戦術性を求めているからに他なりません。歯ごたえのある戦闘は、プレイヤー自身のスキル向上を実感させてくれるでしょう。

また、シリーズおなじみの「スキット(キャラクター同士の会話)」も3D演出を取り入れて進化しました。移動中やキャンプの合間に挟まる会話は膨大な量ですが、これら全てがキャラクターへの愛着を深めるための重要なピースとなっています。

Game tales of arise

心を揺さぶる体験としての感想

実際にコントローラーを握り、エンドロールを見送った後に残ったのは、心地よい疲労感と深い感動でした。約5年ぶりの完全新作というプレッシャーの中で、これほどまでに「王道」を貫き通した開発チームには敬意を表します。

特に印象的だったのは、やはり主人公アルフェンの描写です。序盤、顔も名前も分からないという異例のスタートは、プレイヤーに「彼は何者なのか」という強い興味を抱かせます。物語が進むにつれて徐々に明かされる真実と、彼が取り戻していく感情の機微は、涙なしには見られません。シオンとの関係性も、単なる恋愛感情を超えた、魂の共鳴とも呼べる絆へと昇華していく様が見事でした。

後半の展開において、説明的なセリフが増える場面もありますが、複雑に絡み合った伏線を回収し、世界の理を解き明かすためには必要なプロセスだったと捉えています。重厚なシナリオだからこそ、軽い言葉では語り尽くせない熱量がそこにはありました。JRPGが本来持っていた「物語を体験する喜び」を、最新の技術で再定義した作品だと強く感じます。

総評:次世代に語り継ぐべき傑作

『テイルズ オブ アライズ』は、シリーズファンが求めていた「テイルズらしさ」と、新規層を取り込むための「新しさ」が高い次元で融合した傑作です。グラフィックの進化は目を引きますが、その本質は、差別や支配といった普遍的かつ重いテーマに正面から向き合った脚本の強さにあります。

歯ごたえのある戦闘や膨大なテキスト量は、今の時代には少々重たく感じるかもしれません。しかし、それらを乗り越えてエンディングに辿り着いた時、費やした時間は決して無駄ではなかったと確信できるはず。JRPGを愛する全ての人に、この「心の黎明」を見届けてほしいと願います。

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yasu

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YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

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