
こんにちは、yasuです。
今回は、プレイステーション時代の知る人ぞ知る実験的シリーズ「パンドラマックスシリーズ」から、第4弾となる『Catch! 気持ちセンセーション パンドラマックスシリーズVol.4』をご紹介します。
低価格ながらも挑戦的な内容でコアなファンを持つ本シリーズですが、本作はこれまでのRPG色とは打って変わり、恋愛アドベンチャーの要素を前面に押し出した意欲作となっています。一見すると可愛らしい見た目の作品ですが、その実態は骨太なゲームシステムと、一筋縄ではいかないやり込み要素に満ちています。
シリーズファンはもちろん、少し変わった恋愛ゲームを探している方に向けて、本作の魅力を余すところなくお伝えしていきます。
ドタバタと同居生活が交錯するあらすじ
物語の舞台は、幸せの絶頂にいる平凡な学生生活を送っていた主人公の日常から始まります。学校の名前は「紫明院学園」。「紫明院学園」では、「男子が女子に奉仕する」というルールが常態化していました。そんな状況の中、主人公はとある事情を抱え、その常態化したルールを変えるために動くことになります。物語の中で、唐突に同居することになる女の子だったり、ずっと憧れだった女の子だったり、色んな女子と交流を深めることになります。
攻略対象の女子は8人―、学園ラブコメの王道展開が見事に融合しており、次はどんなトラブルが起きるのかとプレイヤーを飽きさせません。日常の中に潜む非日常、そして少しずつ芽生えていく感情の変化が丁寧に描かれており、物語の先をどうしても見たくなってしまう求心力を持っています。

噛みごたえ十分なゲームボリューム
本作のボリュームについて語る際、単なるプレイ時間の長さだけでは測れない奥深さがあります。一回のプレイ時間はそれほど長くなく、約5時間から8時間程度でしょうか。特筆すべきはその分岐の多さとエンディングの多様性です。選択肢一つで好感度が変化し、特定の条件を満たさなければ到達できないルートが無数に存在します。
すべてのルートを攻略するのは至難の業と言えるでしょう。しかし、これは決してネガティブな要素ではありません。最近のゲームのような「一本道で誰でもクリアできる」親切設計とは異なり、プレイヤー自身の試行錯誤が求められる構成になっています。攻略本なしで全ルートを制覇しようとすれば、相当な時間と熱量を費やすことになりますが、その分だけコンプリートした時の達成感はひとしおです。
短時間でサクッと遊ぶことも可能ですが、骨の髄までしゃぶり尽くそうと思えば、数十時間は優に遊べるポテンシャルを秘めています。手軽さとハードなやり込み要素が同居しており、プレイヤーのスタンスに合わせて遊び方を変えられる点は、本作の隠れた美点と言えるでしょう。
また、ミニゲームやおまけのエピソードも沢山あり、そういった意味でもボリューム満点です。

ジャンルの枠を超えたゲーム内容
本作最大の特徴は、シリーズの前作までとは打って変わり、さらにジャンルが変わっていわゆるギャルゲーとなった点です。硬派なRPGを期待していたシリーズファンからすると、プレイする人は選ぶかもしれません。しかし、単なる恋愛ゲームの枠に収まらない工夫が随所に施されています。
特に注目すべきは、ストーリーの合間に挿入される様々なミニゲームの存在です。ミニゲームの難易度が以外と高く、クリアできなければ問答無用にゲームオーバーな局面も。
この高難易度なアクション要素があるおかげで、本作はただのアドベンチャーではなくなる考慮がなされています。テキストを読み進めるだけの単調な作業にならず、ゲームとしての手ごたえをしっかりと感じることができます。また、シリーズおなじみのコンバートシステムもあり、過去作のセーブデータがあれば特典が得られるなど、ファンサービスも充実しています。

試行錯誤が楽しいプレイ感想
実際にプレイしてみて感じたのは、レトロゲーム特有の「理不尽さ」と「愛らしさ」の絶妙なバランスです。正直に言うと、最初はミニゲームの難しさにコントローラーを投げ出したくなる瞬間もありました。しかし、何度も挑戦してクリアできた時の爽快感は、単なる読み物系ゲームでは味わえないものです。
ヒロインたちの造形も、時代を感じさせるデザインではありますが、プレイを進めるうちに内面の魅力に引き込まれていきます。男勝りだけど恋愛には一途なヒロインが、ふとした瞬間に見せる純粋さは、プレイヤーの保護欲を強く刺激します。テキストも軽妙で、90年代後半から00年代初頭の独特なノリが好きな人にはたまらない空気感が漂っています。
また、コンバートシステムを利用した際のちょっとしたおまけ要素には、シリーズを通してプレイしてきたファンへの愛を感じました。難易度の高さやシステムの不親切さは否めませんが、それらを「攻略する楽しみ」として捉えられるプレイヤーにとっては、非常に中毒性の高い作品だと感じました。
総評:あえて今遊びたい意欲作
『Catch! 気持ちセンセーション』は、パンドラマックスシリーズの中でも異色作であり、万人に手放しで勧められる作品ではないかもしれません。しかし、歯ごたえのあるミニゲーム、攻略しがいのある複雑なフラグ管理、そして王道ながらも心温まるシナリオは、今の時代のゲームにはない独特の熱量を帯びています。
ジャンルの変化や難易度の高さといったハードルはありますが、それを乗り越えた先にある達成感と物語の深みは本物です。レトロゲームの不便さを愛でつつ、本気でゲームと向き合いたい方には、ぜひ手に取っていただきたい一本です。
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Wrote this article この記事を書いた人
yasu
YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。