【天外魔境2 評価】PCエンジン最高傑作レビュー!圧倒的ボリュームと過激な物語が織りなす伝説のRPG

【天外魔境2 評価】PCエンジン最高傑作レビュー!圧倒的ボリュームと過激な物語が織りなす伝説のRPG
この記事はだいたい 8 分前後で読めます。

こんにちは、yasuです。

かつて「奇想天外な和風ファンタジー」としてゲーム業界を震撼させたタイトルをご存知でしょうか。

今回は、PCエンジンSUPER CD-ROM²用ソフトとして1992年に発売され、RPGの歴史を塗り替えたと言っても過言ではない『天外魔境2 卍MARU』をレビューします。

発売から30年以上が経過した今なお、多くのファンに愛され続ける本作。なぜこれほどまでにプレイヤーの心を掴んで離さないのか、その理由を当時の衝撃と現代的な視点を交えて深掘りしていきます。

これからプレイを検討している方はもちろん、かつてジパングを旅した方も、ぜひ最後までお付き合いください。

宿命を背負いし火の勇者と、ジパングを巡る壮大なあらすじ

舞台は、我々の知る日本とは似て非なる国「ジパング」。「火の一族」と「根の一族」の壮絶な戦いの末、「火の一族」が勝利して千年後の世界です。

主人公である火の一族の末裔「戦国卍丸」は、平和な村で暮らしていましたが、ある日突然、ヨミの復活を目論む根の一族によって故郷が襲撃されます。さらわれた母を助けたあと、母から自らの宿命を聞いた卍丸は、打倒「根の一族」を掲げ、ジパング各地に張り巡らされた悪の根源である「暗黒ラン」を断ち切る旅に出るのです。

旅の途中で出会うのは、同じく火の宿命を持つ3人の仲間たち。彼らと紡ぐ絆、そして各地で待ち受ける根の一族との激しい戦い。単なる勧善懲悪では終わらない、重厚かつドラマチックな展開がプレイヤーを待ち受けています。王道でありながらも、随所に散りばめられた悲劇や予想を裏切る展開は、現代のRPGと比べても全く遜色のない没入感を与えてくれます。

クリアまで40時間超? CD-ROMの大容量を活かした圧倒的ボリューム

本作を語る上で避けて通れないのが、その凄まじいボリュームです。現代のゲームでこそクリアまで数十時間かかるものは珍しくありませんが、当時の基準で言えばまさに規格外でした。

広大なジパング全土を徒歩で巡る旅路は、人によっては「長すぎる」「中だるみする」と感じるかもしれません。しかし、その長さこそが本作の真骨頂でもあります。単にマップが広いだけではなく、訪れる村や町の一つひとつに詳細な設定があり、膨大なテキスト量が世界観を補完しているのです。

「終わりの見えない旅」を体感することこそが、卍丸たちとの一体感を生み出します。苦難の末にエンディングを迎えた時の達成感と喪失感は、この圧倒的な長さを乗り越えたプレイヤーにしか味わえない極上の体験と言えるでしょう。手軽に遊べるゲームが増えた今だからこそ、腰を据えてどっぷりと世界に浸る贅沢な時間を味わってみてください。

Game tengai2 manjimaru

前作に引き続きPCエンジンの草分け的存在! 時代を先取りしたゲーム内容

『天外魔境2』は、前作に引き続きPCエンジンの草分け的な存在として、CD-ROM媒体の可能性を極限まで引き出した作品です。

システム自体はオーソドックスなコマンド選択式RPGであり、ランダムエンカウントの頻度や戦闘バランスには、今の視点で見ると古臭さを感じる部分もあります。しかし、それを補って余りあるのが、アニメーション演出と生音による豪華なサウンドです。重要なシーンで挿入されるアニメーションは、物語への没入感を飛躍的に高めています。

また、特筆すべきはPCエンジン版ならではの「過激な表現」です。当時のオリジナル版には、宗教的なモチーフや、かなりグロテスクな描写、悲惨な村人の末路などが容赦なく描かれていました。その後のリメイク版などでは一部表現が修正されていますが、この容赦のない描写こそが、根の一族の邪悪さを際立たせ、プレイヤーに「絶対に許せない」という強い動機付けを与えていたのです。古いシステムが生む「不便さ」すらも、過酷な旅の演出として機能していると言えるでしょう。

Game tengai2 manjimaru

強烈すぎる個性! カブキ団十郎と豪華声優陣が生む感想

プレイして最も心に残ったのは、やはりキャラクターたちの強烈な個性です。敵味方ともに個性的なのは前作に引き続きですが、本作で仲間になる「カブキ団十郎」の人気はすさまじいものがあります。

派手好きで女好き、一見するとただのチャラい男に見えますが、ここぞという時に見せる男気には誰もが惚れ込むはずです。自己主張が激しく、プレイヤーによっては「うるさい」と感じることもあるでしょう。しかし、その強烈な自己主張があるからこそ、重く暗くなりがちな物語が救われているのです。

さらに、カブキ団十郎の声優を務めるのは「山口勝平さん」という超豪華な配役。彼の熱演によって、キャラクターに命が吹き込まれています。敵役である根の一族の幹部たちも、ただ悪いだけでなく、それぞれの美学や狂気を持っており、倒すのが惜しいと感じるほど魅力的です。単なる記号的なキャラクターではなく、血の通った人間ドラマを感じさせる点が、本作を名作たらしめている最大の要因だと確信しています。

Game tengai2 manjimaru

総評:不朽の名作は、時代を超えて「生き様」を問いかける

『天外魔境2 卍MARU』は、単なる懐古趣味で終わらせるにはあまりにも惜しい、JRPGの金字塔です。

今のゲームに慣れた方には、エンカウント率の高さや移動速度の遅さなど、ストレスを感じる要素があることは否定しません。しかし、それらは些末な問題です。圧倒的な熱量で描かれるシナリオ、魂を揺さぶる音楽、そして生き生きとしたキャラクターたちは、30年という時を経てもなお、色褪せない輝きを放っています。

PCエンジンminiなどでプレイ環境も整ってきています。修正されたリメイク版でも十分にその神髄は味わえますが、もし機会があればオリジナル版の鋭利な表現にも触れてみてほしいところです。「和風RPG」というジャンルを確立し、その頂点に君臨し続ける本作。まだ未プレイの方は、ぜひジパングの地へ足を踏み入れ、卍丸たちの生き様を目に焼き付けてください。

『天外魔境Ⅱ 卍MALU』実況 完結!
YASU GAME LIFE CHANNELの配信を見る

Wrote this article この記事を書いた人

yasu

yasu

YASU GAME LIFE CHANNELのyasu本人によるブログです。乙女ゲーム好きな実況者です。皆と居心地の良いストレスのない場所を作るのが目標です。今までの動画・ライブ配信のまとめだったり、日々の想いを綴ります。 ※当ブログはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載することがあります。

TOPへ